農業やガーデニングにおいて、草刈は必須です。庭の景観を保つためにも、雑草をしっかり取り除きましょう。そんな草取り作業を早く終わらせるために活躍するのが草刈機です。
しかし草刈機を使用する際の安全対策はできていますか?今回は草刈機の正しい使い方から、上手に草を刈るコツまで、初心者にも分かりやすく説明します。
この記事でわかること
・草刈りを楽にするコツ
草刈りは草刈りに適した服装で、雨上がりのタイミングで刈ります。高さがある草は2回に分けて刈ると楽です。
・草刈りを業者に依頼するコツ
草刈りを請け負う業者を調べ、複数社から見積もりを取って依頼しましょう。あらかじめ小石などを取り除いておくと作業がスムーズです。
・草刈りの道具を使いこなすコツ
草刈り機は正しい服装と正しい姿勢で使用します。草刈り鎌には種類があるので、草によって使い分けましょう。
ちょっとしたコツで効率が大きく変わりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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自分でやる草刈りを楽にするコツ
自分で草刈りをするのは大変な作業ですが、以下のポイントを押さえれば効率的に楽に行うことができます。
- 適した時期の雨上がりのタイミングに刈る
- 草刈りに適した服装で作業する
- 高さがある草は二段刈りをする
- 刈った後の草の処分方法
- 体が疲れないよう工夫・配慮を忘れずに
- 共同作業を便利屋に依頼する
ここでは適した時期や服装・作業方法などについて詳しく説明します。
適した時期の雨上がりのタイミングに刈る
草刈りをする際は、時期選びに注意しましょう。最も適したタイミングは雨上がりの直後です。雨が降った後は土が柔らかくなり、草の根が引き抜きやすくなります。
作業がスムーズに進むだけでなく、草刈り機の刃にも負担がかかりにくくなるためおすすめです。特に夏の暑い時期には、早朝や夕方の涼しい時間帯に作業すれば、熱中症のリスクも避けられます。
また雨上がりの草は水分を含んでいるため、刃に絡まりにくくなる点もメリットです。作業後の草刈り機のメンテナンスも簡単になるでしょう。
ただし雨が降った直後は地面が滑りやすくなる危険があるため、足元には十分注意して作業を行ってください。
草刈りに適した服装で作業する
草刈りを安全かつ快適に行うためには、服装にも注意しましょう。作業時は長袖や長ズボン・帽子・手袋を着用し、肌の露出を最小限に抑えます。
虫刺されや日焼け、植物によるかぶれを防ぐ効果がありますよ。
また草刈り中に飛び散る小石や木の枝から体を守るためにも、厚手の丈夫な素材の服を選ぶと安全です。
他にも安全靴を履いて足元の安全を確保しましょう。草刈り作業中は、不意に刈り取った草や枝が足元に落ちることがあります。
安全靴なら、ケガのリスクを軽減できるでしょう。さらに草刈り機の音から耳を守るために、耳栓やイヤーマフも使用すること安心です。
高さがある草は二段刈りをする
背の高い草を刈る場合、一度に全部を刈り取ろうとすると、草刈り機の刃に大きな負担がかかり作業効率も悪くなります。そのため二段階に分けて草を刈る方法が効果的です。手順は以下の通りです・
- まず草の上半分を刈り取って短くする
- その後、残りの下半分を刈り取る
二段刈りにより、刃が絡まりにくくなり、作業がスムーズに進みます。二段刈りを行う際には、刃の高さを調整できる草刈り機を使用すると作業がスムーズです。
最初に刈るときは、高めの設定にして草の上部を切り取り、その後低めの設定にして根元近くを刈ります。この方法なら、刈り残しも少なくなり、均一に草を刈ることができます。
刈った後の草の処分方法
草刈りを終えた後、刈った草の処分方法も考えておきましょう。主な方法は以下の2つです。
- 自治体のルールに従ってゴミに出す
- 刈った草を堆肥にする
大きなゴミ袋を用意して、刈り取った草をまとめて捨てるとやりやすいです。自治体によっては草の処分方法が異なるため、あらかじめ確認してくださいね。
例えば一部の地域では、草を燃えるゴミとして出すことができますが、他の地域では特定の袋に入れて出す必要があります。
また刈った草を堆肥にする方法もあります。自宅の庭で堆肥を作るスペースがある場合、刈った草を堆肥として利用れば、分解させて土に戻すことができます。
ゴミの量を減らし、環境にも優しい方法です。
ただし堆肥にする際は、しっかりとした管理が必要です。草を積み重ねるだけではなく、定期的にかき混ぜて空気を入れれば、素早く分解が進みます。
体が疲れないよう工夫・配慮を忘れずに
草刈りは体力を消耗する作業です。そのため体が疲れないように工夫をしましょう。まず長時間の作業を避け、適度な休憩を取りながら作業を進めます。特に暑い時期には、こまめに水分補給を行い、熱中症や脱水症状を防ぎましょう。
作業中は、正しい姿勢を保つことも大切です。腰を曲げて作業を続けると、腰や背中に大きな負担がかかります。
適度に腰を伸ばし、膝を使って屈むようにしましょう。また軽量で使いやすい草刈り機を選ぶことで、体への負担を減らせます。
共同作業を便利屋に依頼する
自身での作業が難しいと感じたら、無理をせずに草刈り作業を便利屋に依頼しましょう。特に広い範囲や頑固な雑草がある場合、プロに依頼すれば手早く作業が終ります。
草刈りの作業を一人で行うのが難しいと感じた場合は、無理せずプロに頼むことも検討しましょう。
草刈りを業者に依頼するコツ
広範囲にわたる草刈りや、手に負えない雑草に対処するには業者への依頼するのがおすすめです。ここでは草刈りを業者に依頼する際のポイントを詳しく説明します。業者へ依頼する際は、以下の点に注意しましょう。
- 草刈りを依頼できる業者を知る
- 複数の業者に相見積もり・相談をする
- ゴミや石はキレイにしておく
- 草の処分も依頼するか決めておく
注意点を押さえることで、スムーズで満足のいくサービスを受けることができます。
草刈りを依頼できる業者を知る
草刈りを依頼できる業者には以下のものがあります。
- 庭師
- 造園業者
- 便利屋
- シルバー人材センター
それぞれに得意分野があり、例えば庭のデザインやメンテナンスを専門とする庭師や造園業者は、見た目を重視した細やかな作業が期待できます。
一方、便利屋やシルバー人材センターは幅広い作業を受け付けており、迅速に対応してくれることが多いです。
まずはインターネットや地元の情報誌やチラシをチェックしてみましょう。どのような業者が草刈りサービスを提供しているのかを知ることが大切です。
また知人や近所の人からの口コミも信頼できる情報といえます。様々な方法で情報を集めましょう。
複数の業者に相見積もり・相談をする
草刈りを業者に依頼する際には、必ず複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。相見積もりを行うことで、価格の比較ができるだけでなく、対応やサービス内容の違いも把握できます。
見積もりを依頼する際には、具体的な作業範囲や草の状態を詳しく伝え、必要に応じて現地調査を依頼いしましょう。
見積もりを比較する際には、単に価格だけでなく以下の点も確認すると安心です。
- 作業内容
- オプションサービス
- アフターケアの有無
高額な見積もりが必ずしもクオリティの高いサービスを保証するわけではありません。また見積もりの際に質問や要望を伝えることで、業者の対応も確認できます。
ゴミや石はキレイにしておく
業者に草刈りを依頼する前に、自分でできる範囲の準備をしておくことで、作業がスムーズに進みます。特に草刈り範囲にあるゴミや石を事前に取り除いておくのがおすすめ。草刈り機の刃が損傷するリスクを減らし、業者も効率よく作業できるでしょう。
ゴミや石が多いと、作業時間が長引く可能性があり、追加料金が発生するかもしれません。
事前にエリアにある不要なものを片付けておけば、トラブルを未然に防ぎながら作業して貰えますよ。特にガラス片や金属片などの危険物は必ず取り除きましょう。
草の処分も依頼するか決めておく
草刈りを依頼する際には、刈った後の草の処分方法についても事前に業者と話し合っておくことが重要です。
多くの業者は草の処分もサービスの一環として提供していますが、別料金がかかる場合もあります。そのため見積もり時に処分費用が含まれているかを確認しておくと安心です。
もし自分で草の処分が可能であれば、あらかじめ業者に伝えましょう。自分で処分すれば料金を抑えられます。ただし大量の草を処分するには手間がかかるため、業者に一任する方が便利な場合もあります。
業者に依頼する場合は、草の回収方法や処分場所についても確認し、トラブルを避けるために契約内容をしっかり把握しておきましょう。
草刈り機を使いこなすコツ
草刈り機を使いこなせれば、草刈り作業は驚くほどスムーズに進みます。そのため特に以下の点に注意しながら作業しましょう。
- 安全確認を行う
- 石などのゴミを掃除する
- 正しい持ち方と姿勢
- 機械は右から左に動かす
- 足はすり足で移動しよう
- 刃は地面から少し浮かせる
- 草が絡むときは開店速度を上げる
- 斜面は下から上に向かい刈る
ここでは安全確認から作業の具体的な方法まで、草刈り機を効果的に使用するためのコツを紹介します。
安全確認を行う
草刈りを始める前に、安全確認を徹底しましょう。まずは草刈り機の取扱説明書を読み、機械の操作方法や安全に関する注意事項を理解しておきます。使い方を十分に理解したら、保護具を着用してください。以下の物を使うと安心です。
- ゴーグル
- 防塵マスク
- 手袋
- 長袖
- 長ズボン
- 安全靴
また作業するエリアに他の人やペットがいないことを確認し、安全を確認します。
石などのゴミを掃除する
草刈り機を使う前に、作業範囲のゴミを掃除しておきます。特に石や枝、金属片などの硬い物体は、草刈り機の刃にダメージを与える可能性があるため注意。
障害物を取り除くことで、作業中のトラブルも避けられます。エリアを歩き回りながら、目に見えるゴミを拾い、安全な状態にしましょう。
正しい持ち方と姿勢
草刈り機を正しく持つことと、適切な姿勢を保つことが重要です。草刈り機は両手でしっかりと握り、背筋を伸ばした姿勢で操作します。
腰を曲げずに膝を軽く曲げ、体全体を使って機械を動かせば、疲労を軽減しつつ効率的な作業ができます。
重心を安定させることで、長時間の作業でも疲れにくくなるため、試してみてください。
機械は右から左に動かす
草刈り機を動かす方向は、右から左へと動かすと効率的です。右から左の動きは草刈り機の設計に合った使い方であり、刃が草に均一に当たるため、スムーズに刈り取れます。
機械を一定のリズムで動かすことで、草の密度や高さにかかわらず、均一な仕上がりとなるでしょう。
足はすり足で移動しよう
草刈り中の移動方法も大切です。足を高く上げずに、すり足で移動することで安定感が増し、足元の安全も確保できます。
また不意に足を引っ掛けたり、転倒するリスクを少なくなるでしょう。特に地面が不安定な場所や斜面では、すり足で慎重に移動すると安全です。
刃は地面から少し浮かせる
草刈り機の刃を地面に直接当てるのではなく、少し浮かせて作業を行います。刃を地面に当ててしまうと、石や土を巻き込みやすくなり、刃の寿命が短くなる可能性があります。
地面から数センチ浮かせることで、刃が草だけを効率的に刈り取り、作業もスムーズに進むでしょう。
草が絡むときは回転速度を上げる
草が刃に絡まってしまう場合は、回転速度を上げてみましょう。刃が草を切り裂きやすくなり、絡まりを防ぐことができます。
ただし機械の許容量を超えない範囲で調整し、無理な負荷をかけないようにしましょう。必要に応じて、適宜に刃を清掃し、草の絡まりを解消しながら進めましょう。
斜面は下から上に向かい刈る
斜面での草刈りには、下から上に向かって刈ることが安全で効率的です。機械が自然に斜面を登る力を利用できるため、安定して作業を進めることができます。
逆に上から下に刈ると、機械が滑りやすくなり、コントロールが難しくなるため注意しましょう。
安全を最優先に考え、斜面での作業は慎重に行ってくださいね。
草刈り鎌を上手く使うコツ
草刈り鎌は手軽に使える道具ですが、正しい使い方を知っていると、より効率的に草刈り作業ができます。使用する際は以下のテクニックを使って見てください。
- 鎌を草の状態に合わせて使い分ける
- 草刈り鎌を研ぐ
- 切れる向きで刈る
ここでは、鎌を上手く使うための基本的なコツについて説明します。
鎌を草の状態に合わせて使い分ける
草刈り鎌には様々な種類があり、草によって使い分けるとよいでしょう。例えば細く柔らかい草には軽くて刃が薄い鎌を使うと効果的です。
一方、太くて硬い草には刃が厚くてしっかりした鎌が適しています。草の密度や高さによっても適した鎌が異なるため、作業前に草の状態をよく観察し、それに合った鎌を選びましょう。鎌を上手く使い分ければ、無駄な力を使わずに効率的に草を刈ることができます。
草刈り鎌を研ぐ
草刈り鎌は、切れ味を保つために定期的に研いでおきましょう。切れ味の良い鎌は、少ない力でスムーズに草を刈ることができるため、作業効率が格段にアップします。鎌を研ぐ際には、砥石を使用するとよいでしょう。手順は以下の通りです。
- 鎌の刃を水で濡らし、砥石も同様に湿らせる。
- 鎌の刃を適切な角度(通常は15度から20度)に保つ。
- 砥石に沿って滑らかに動かす。
コツは刃が均一に研がれるよう、一定のリズムで行うことです。定期的に研ぐことで、常に良い状態で鎌を使用できます。
切れる向きで刈る
草刈り鎌を効果的に使うためには、鎌の刃が切れる向きで草を刈るようにしましょう。基本的には、刃を手前に引く動作で草を切るようにします。
刃の全体が草に均等に当たり、スムーズに切断できるでしょう。逆に押す動作では、刃が草に引っかかりやすく、効率が悪くなるため避けてください。
刃が地面に当たらないように注意しながら作業を行えばで、刃の寿命を延ばすことができます。
草刈りをせずに済ませるコツ
草刈り作業を避けたいなら、草の生育を抑えるとよいでしょう。例えば以下の方法があります。
- 除草剤・除草シートで対策をする
- グランドカバープランツを植える
ここでは草刈りをせずに済ませるための方法について説明します。
除草剤・除草シートで対策をする
除草剤を使用することで、草の成長を抑えることができます。市販の除草剤には、液体タイプや粒状タイプがあり、商品によって効果が違うため注意しましょう。
- 液体タイプ…速効性があり、すぐに効果を発揮する。
- 粒状タイプ…長期間効果を持続させられる。
使用方法は、製品の説明書に従い、適切な量を散布するだけです。他にも除草シートを敷く方法も効果的です。地面にシートを敷けば草の光合成を阻害し、成長を抑えることができます。
シートの上に砂利やウッドチップを敷くことで、見た目もオシャレになりますよ。
グランドカバープランツを植える
グランドカバープランツを植えることで、草の成長を抑えられます。グランドカバープランツ植物は、地面を覆うように広がり、雑草の成長を妨げる効果があるためです。
例えばクローバーやアイビー、シバなどがグランドカバープランツとしてよく利用されます。植物は手入れが簡単で、環境にも優しいため、庭全体の景観を美しく保ちながら草刈りの手間を減らすことができます。
草刈りの依頼ならお助けマスターへ
大変な草刈り作業は、草刈り機を使うとぐっと楽になります。もしかしたら高速で回転する草刈り機は、慣れるまで怖さを感じることもあるかもしれません。
しかし安全に注意して草刈りと怪我なく作業ができます。安全対策を怠らず、しっかりと準備を整えてから作業に取り掛かりましょう。
草刈りが難しい時は、プロに任せるのも一つの手です。お助けマスターなら負担の大きい草刈り作業も効率的に解決いたします。
草刈りをプロに任せて、自分の時間を有効に使いましょう。見積もりや相談は無料です。お気軽にご連絡ください。