便利屋の料金は高い?高くなるケースと料金相場・安く依頼するコツを紹介

「便利屋って高いんでしょ?」そんな声を耳にすることがあります。便利屋に依頼したいと思っても、高いのではと思うとなかなか依頼できないということもあるかもしれません。

この記事でわかること

・便利屋の料金相場
便利屋の料金は基本の作業費のほか、出張費や車両費などさまざまなオプション料金があります。

・便利屋の料金が高くなるケース
作業人数が多く必要だったり作業時間が長くかかったりすることで、料金が高くなります。また資材費や交通費などのオプションが多いほど高くなります。

・便利屋を安く利用するコツ
便利屋を安く利用するコツは5つ。自宅から近い便利屋に依頼したり、相見積もりを取ったりすることで料金を安くすることができます。

今回は、高いと言われがちな便利屋の料金について解説します。

便利屋の料金相場とは

便利屋の料金相場とは

基本的に便利屋の料金は業者によって違います。一般的には作業費にさまざまなオプション料金をつけたものが料金となります。料金には以下のようなものがあります。

  • 作業費
  • 出張費
  • 車両費
  • 資材・道具費
  • 交通費
  • 養生費
  • 処分費

それぞれ詳しく見ていきましょう。

作業費

作業費は、便利屋において基本的な料金です。一般的には『基本料金×作業人数×作業時間』で算出されます。

基本料金は便利屋によって違いがありますが、1時間当たり2,500円~5,000円が相場となっています。

基本料金を3,300円とし、作業員2人が3時間作業した場合の作業費は以下の通りです。

  • 3,300円×2人×3時間=19,800円

また、追加料金に関しては30分単位で料金が決められていることが多く、30分あたりの料金は基本料金の約半分程度。基本料金を3,300円とした場合、追加料金は30分で1,650円です。

出張費

出張費は、作業のためにお客様の元に出向く際にかかる料金です。移動中の人件費やガソリン費がこれにあたり、1回あたり2,200円~4,500円ほどが相場です。

便利屋によっては、対象エリアであれば出張費が無料になる場合や、クーポンが配られる場合がある一方で、遠方の場合は出張費が割高になることもあります。

便利屋への依頼では、先に紹介した『作業費+出張費』が必ずかかる料金だと考えておきましょう。

車両費

車両費とは、作業に必要な道具を持ち運んだり、不用品回収などの依頼で荷物を運搬したりするなど作業に車を使用した場合にかかる料金です。

車両1台につき2,000円~3,000円が相場となっていますが、使用する車両によって大きく変わることも。引っ越しや不用品回収で2トントラックを使う場合などは高くなります。

資材・道具費

資材・道具費や、作業に必要な資材や道具を購入した際にかかる料金です。料金は使用した資材によって変わるため、相場はありません。

交通費

高速道路の通行料など、公共交通料金がかかる場合は交通費が算出されます。かかった交通費によって変わるため、相場はありません。

養生費

大きな家具の移動、運び出しを行うなど、作業の際に家屋等を傷つけないために保護することを養生と言います。

その際にかかる費用が養生費として計上され、費用は養生する規模によって違います。

処分費

処分費とは、不用品や廃品を処分する際にかかる料金です。廃品の量によって料金が変わります。処分費用は自治体によって違いますが、相場は以下の通りです。

  • 一般廃棄物…10kgあたり300円
  • 産業廃棄物…10kgあたり500円

回収する品目によって処分費が決められている場合もありますが、便利屋の料金プランによっては、処分費が含まれていることがほとんどです。

便利屋の料金が高くなるケース

便利屋の料金が高くなるケース

便利屋では、依頼内容や依頼の仕方によって料金が高くなるケースがあります。

  • 作業人数が多く作業時間が長い
  • 資材や道具が必要
  • ゴミの処分費用が高い
  • 専門性レベルが高い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

人数が多く時間が長くなると高くなる

一般的に、便利屋の作業費は『基本料金×作業人数×作業時間』で算出されます。そのため人手が多く必要だったり作業に時間がかかったりする場合は、料金が高くなります。

資材・道具が必要な場合

作業に資材が必要だったり、道具が必要だったりする場合は、資材・道具費がかかります。高額な資材や専門的な道具が必要な場合、費用が高くなる傾向です。

処分費用が高いゴミ処分の場合

回収したゴミは、自治体などを通して処分する必要があります。処分費は自治体によって違いますが、粗大ゴミが多い場合、処分費が高くなることも。

特にソファーやベッド、あるいは冷蔵庫や洗濯機などの家電4品目などは高額になることが多いです。

専門性レベルが高い場合

便利屋は、なんでも屋といわれるほど幅広い依頼に対応できるのが利点ですが、その分専門性が高い依頼を苦手とする傾向にあります。

専門性が高い作業は完了までに時間がかかることがあり、結果的に料金が高くなるケースがあるのです。

しかし、すべての便利屋が専門性の高い作業を不得意としているわけではありません。便利屋によって得意不得意があるため、依頼する便利屋の得意とする作業をリサーチしておくとよいでしょう。

便利屋と専門業者はどちらが料金が高いのか

便利屋と専門業者はどちらが料金が高いのか

便利屋と専門業者、どちらが料金が高いのかは、ケースバイケースです。

たとえば、引っ越しを依頼する場合、一人暮らしなのか、家族がいるのか、遠方か近隣かなどで変わります。

 便利屋引っ越し業者
単身での引っ越し10,000円~39,000円~
家族での引っ越し60,000円~60,000円~

表にもあるように、単身の場合、近隣への引っ越しであれば便利屋の方が安いことが多いです。ただし、遠方への引っ越しの場合は、引っ越し業者よりも高くなることもあります。

便利屋に依頼した場合、荷解きや清掃なども一度にお任せできるため、お得。しかし引っ越し専門業者ではないため、荷物の破損等に備えた保険に加入していない場合もあります。

不用品回収やハウスクリーニングなども同様に、どちらが高いかは依頼の内容によって変わるため、都度比較することが大切です。

便利屋の料金を安くするコツ

便利屋の料金を安くするコツ

ここからは、便利屋の料金を安くする5つのコツを解説します。

  • 近隣の便利屋に依頼する
  • 許認可・資格を有する便利屋に依頼する
  • 相見積もりを取り価格交渉をする
  • 経験が豊富な便利屋に依頼する
  • 自分でできることは自分でやる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

近隣の便利屋に依頼する

便利屋の料金を安くするなら、できるだけ自宅から近い、近隣の便利屋に依頼しましょう。便利屋によっては、対応エリアであれば出張費を無料にしている業者もあります。

便利屋によっては遠方の場合、出張費や交通費を高めに請求することも。不当な請求というわけではなく、燃料費などの高騰を受けて仕方のないことなのです。

以上のことから、近隣の便利屋を利用すれば料金が節約できることがわかります。

許認可・資格を保有する便利屋に依頼する

便利屋を開業するための資格などは特にありません。しかし請け負う業務によっては資格や許認可が必要です。

たとえば、不用品回収を請け負う場合は、下記の認可が必要です。

  • 一般廃棄物収集運搬業許可
  • 産業廃棄物収集運搬業許可

また、不用品等を買い取る場合は『古物商』の許可が必要。水道や電気に関する作業も、内容によっては資格が必要です。

きちんと資格を取得していることは当たり前のことですが、そうではない場合は悪徳業者の可能性があり、法外な料金を請求されてしまうかもしれません。

またずさんな作業によってよけいに費用がかさんでしまうことも。料金を安くするためには、必要な資格を持った業者を選びましょう。

複数の便利屋に相見積もりを取り価格交渉する

便利屋の料金は、業者によって違います。基本料金はもちろん、オプション料金なども違いますし、パック料金が設定されているかどうかなどもそれぞれ。

業者が依頼したい内容をいくらで請け負ってくれるか知るために、見積もりを取ります。1社だけではなく、複数、できれば3社以上から取りましょう。これを相見積もりといいます。

相見積もりを取ることで、提示された料金が適正かどうかがわかります。

また複数業者の見積もりを比較することで、価格交渉が可能に。より安い料金で依頼できる可能性があります。

依頼する仕事の事例が豊富な便利屋に依頼をする

便利屋には作業によって得意なものと不得意なものがあります。それを判断する一つの基準が、事例の多さです。事例は便利屋のホームページなどに記載されているので、確認しましょう。

事例が多いということは、経験を積んでいるということ。経験の豊富さは確かな仕事につながり、信頼できます。

また、多くの経験を積んでいることで作業がスムーズに進み、作業時間がかかりません。結果的に作業費の削減ができ、安く依頼できるのです。

自分でできる処分があればやっておく

便利屋の料金形態は、基本的に「基本料金×作業人数×作業時間」なため、人手や時間がかかるほど高くなります。

作業量が多いほど、人手も時間もかかってしまうので、自分でできる範囲のことは自分でやっておく方がよいでしょう。

たとえば、不用品回収の場合、自分で処分できるものは自分でやっておきます。そうすることで作業人数や作業員を削減できるだけでなく、処分費なども節約できます。

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