きれいな庭にいつの間にか生えてきた雑草。面倒だと放置してしまっていませんか?手間のかかる草むしりですが、簡単なコツをつかめば、簡単に雑草を取り除けます。
この記事でわかること
・草むしりのタイミング
草むしりは雨上がりの2~3日後、朝か夕方の時間帯がおすすめ。雑草の生育時期に合わせ、6~7月・9月・11~12月に行うとよいでしょう。
・根の状態による草むしりのコツ
まっすぐな根はそのまま上に引き抜きます。横広がりや地中に伸びる根の場合はスコップなどを使い根を取りましょう。茎が広がり根が下りている場合は周辺の土を掘り起こし根を取り除きます。
・草むしりの再発を防ぐコツ
除草剤や除草シートを使うことで雑草が生えるのを防ぐほか、芝やクローバーなどを植えることで雑草の生育を防ぎます。また地面を覆う砂利も効果的です。
今回は庭の雑草を効率よく取り除くタイミングや道具・雑草の抜き方などを解説。長く美しい庭を楽し見たい人は、参考にしてください。
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目次
草むしりをスムーズに終わらせるコツ
草むしりは、庭や敷地の美観を保つために欠かせない作業ですが、思ったより手間や時間がかかるものです。
特に雑草が勢いよく伸びる季節には、手を抜くとあっという間に庭が雑草で覆われてしまいます。しかし、草むしりが分れば効率的に進められます。草むしりをスピーディーに行うなら、以下の点に注意しましょう。
- 草むしりに最適なタイミングを知る
- 草むしりがしやすい服装に着替える
- 定期的に草むしりを行っておく
- 業者に頼む
ここでは草むしりをスムーズに終わらせるためのポイントを紹介します。
草むしりに最適なタイミングを知る
まず、草むしりを行う際にポイントとなるのがタイミングです。雑草の成長や天候の影響を考えた適切なタイミングで行うと、作業が格段に楽になるでしょう。
雨上がりの2~3日後
草むしりのタイミングとして最適なのは、雨が降った後の2~3日後です。雨が降ると土壌が湿り、雑草の根が柔らかくなります。
そのため根を傷つけずに引き抜きやすくなるため、労力を大幅に軽減することができるでしょう。また根をしっかり取り除いてくと再発防止にもつながります。
ただし土壌が完全に乾燥してしまう前に行うのがポイントです。乾燥しすぎると土が硬くなり、再び草むしりが難しくなります。もし雨が降らないようなら、庭に多めに水を撒いてから草抜きをするのもおすすめです。
朝か夕方の時間帯
草むしりを行う際は、時間帯にも工夫が必要です。特に暑い季節では、日中の作業は避け、朝か夕方に行うのがポイントです。
朝は気温がまだ上がっておらず、体力を消耗しにくいうえ、夕方は太陽が沈みかけているため、日差しによる疲労を避けられます。
日差しが強い中で無理をして行うと、熱中症の危険もあるため、気温には十分に注意してください。
さらに朝露が残っている時間帯なら、雑草の根がまだ湿っていることが多く、根ごと簡単に引き抜ける可能性が高いです。一方、夕方は気温が下がっているため、日中に比べ快適に作業ができます。
6~7月・9月・11~12月
草むしりを行うなら時期にも注意しましょう。一般的に、雑草が最も成長するのは梅雨時期や夏の盛りの6~7月、そして再び成長期に入る9月です。
この時期に定期的に草むしりを行うとよいでしょう。11~12月は寒くなるため雑草の成長が鈍化しますが、冬に入る前に一度しっかりと草むしりをしておくと、春先の新たな雑草の発生を抑える効果が期待できます。
草むしりがしやすい服装に着替える
草むしりを効率的に行うためには、服装にも注意しましょう。服装に迷ったら長袖・長ズボンを着用し、虫刺されや草による肌荒れを防ぎます。
また作業中に膝をつくことが多いため、丈夫な作業ズボンや膝パッドを使用すれば、作業がしやすくなるでしょう。
また手袋は必ずつめましょう。特にトゲや硬い茎を持つ雑草を扱う際には、手を守るために厚手の手袋を着用してください。さらに帽子やサングラスを使用して、日差しから目と頭を保護することも大切です。
草むしりに適した服装に着替えることで、作業中のケガや事故を防止し、作業効率も上がるでしょう。
定期的に草むしりをしておく
草むしりをスムーズに終わらせるための最大のポイントは、定期的な作業を行うことです。雑草が成長しすぎる前に取り除くと、作業が楽になるでしょう。例えば月に一度のペースで草むしりを行えば、雑草が広がるのを防ぎ、作業も最低限で済みます。
また定期的な草むしりは、庭全体の美観を保つだけでなく、害虫の発生を防ぐ効果もあります。
雑草が茂ると、害虫が繁殖しやすくなるため、キレイな庭を維持するためにも定期的なメンテナンスが不可欠です。
業者に依頼する
草むしりがどうしても自分で行うのが難しい場合は、専門の業者に依頼することを検討してみてください。
プロの業者は、効率的に作業を進める技術と経験を持っており、大規模な庭でも短時間で仕上げられます。
また定期的に業者に依頼すれば、草むしりの手間を完全に省け、庭の美しさの維持が可能です。費用はかかるものの、時間と体力を節約できるメリットは大きいでしょう。
一部の作業を便利屋に依頼することもできる
業者に依頼するほどの規模ではない場合、一部の草むしり作業を便利屋に依頼してもよいでしょう。
例えば大きな雑草や手の届きにくい場所の草むしりを頼むと、自分の作業がぐっと楽になります。便利屋は柔軟に対応してくれることが多いため、自分のニーズに合わせた依頼ができる点が魅力です。
道具で草むしりを楽にするコツ
草むしりの効率を上げるためには、作業内容に合った道具を使うとよいでしょう。例えば以下の道具は最低限揃えておきます。
道具名 | 特徴・使用方法 | 効果・利点 |
草抜き鎌 | 長い茎や深い根を持つ雑草を効率的に取り除くための道具 | 根を残さず引き抜けるため、再発を防ぐことができる。 |
草抜きフォーク | 根が浅い雑草や小さな草を取り除くのにぴったりの道具 | 根をしっかり掴んで再発を防ぐ。軽量で扱いやすく、長時間作業でも疲れにくい。 |
雑草ブラシ | 舗装された道や庭の隙間に生える雑草を除去するのに特化した道具 | 簡単に雑草を取り除け、舗装面の草むしりに最適。 |
三角ホー | 広い面積の雑草を効率的に刈り取るための道具。 | 広範囲の作業を短時間で行うことができ、草の再発を遅らせる効果が期待できる。 |
熊手 | 刈り取った雑草を集めるための道具。 | 軽量で扱いやすく、体力を消耗せずに作業を進めることができる。 |
スコップ・移植ゴテ | 根が深く張っている雑草を取り除くための道具。 | 根を完全に取り除くことで再発を防ぐことができる。 |
ちりとり・ゴミ袋 | 草むしり作業の仕上げに使用する道具。 | 適切に雑草を処分することで庭を清潔に保つことができる。必要に応じて分解促進剤の使用も検討する。 |
ここでは草むしりに役立つ道具や、それぞれの使用方法・メリットについて解説します。
草抜き鎌
草抜き鎌は、長い茎や深い根を持つ雑草を効率的に取り除くための道具です。刃が鋭く、地中に差し込むことで根元から雑草を切り取ることができます。特に地面が硬い場所や、根が深く張っている雑草に効果的です。
使用する際は、鎌の刃を雑草の根元に差し込み、テコの原理を利用して引き抜くようにしましょう。この動作により、根を残さず引き抜けるため、再発を防ぐことができます。
草抜きフォーク
草抜きフォークは、根が浅い雑草や小さな草をキレイに取り除くためにぴったりの道具です。フォーク状の先端を地面に差し込み、軽くひねることで雑草を根ごと取り除けます。特に広い面積に散らばる小さな雑草の処理に便利です。
また草抜き鎌と同様に、雑草の根をしっかりと掴めるため、再発を防ぐ効果もあります。さらに軽量で扱いやすいため、長時間の作業でも疲れにくいため、体力に自信がない人にもおすすめです。
雑草ブラシ
雑草ブラシは、舗装された道や庭の隙間に生える雑草を除去するのに特化した道具です。硬いブラシの毛が隙間に入り込み、雑草をこすり取るようにして取り除きます。特にコンクリートや石畳の間に生える雑草に対して効果的を発揮するでしょう。
使用する際は、ブラシを雑草に対して押し当て、前後に動かすだけで簡単に雑草を取り除けます。ブラシの毛が硬く、力を入れなくても雑草をしっかり取り除けるため、舗装面の草むしりに向いている道具です。
三角ホー
三角ホーは、広い面積の雑草を効率的に刈り取るための道具です。三角形の刃がついており、地面を浅く削るようにして雑草を刈り取ります。特に畑や広い庭での草むしりに適しており、短時間で広範囲の作業を行う際にぴったりです。
使用する際は、刃を地面に対して水平に保ち、前後に動かすようにします。根を切り取りながら雑草を取り除け、草が伸びてくるのを遅らせる効果が期待できるでしょう。
熊手
熊手は刈り取った雑草を集めるための道具です。広い範囲に散らばった雑草をスピーディーに集められるため、作業の最後に使用するのが一般的です。熊手を使えば、地面に残った小さな草片も簡単に取り除けます。
熊手は軽量で扱いやすいため、体力を消耗せずに作業を進めたい時にもおすすめ。刃先は地面にしっかりとフィットするため、雑草をしっかりと掻き集めることができます。
スコップ・移植ゴテ
スコップや移植ゴテは、根が深く張っている雑草を取り除くために使用します。特に土壌を掘り起こして根ごと雑草を除去する作業にぴったりでしょう。
小さなスコップや移植ゴテを使用すれば、雑草の根を確実に取り除けます。
使用する際は、雑草の根元にスコップを差し込み、土を掘り起こしながら雑草を引き抜きます。根が切れることなく除去でき、草が生えにくくなるでしょう。
ちりとり・ゴミ袋
最後に、ちりとりとゴミ袋は、草むしり作業の仕上げに欠かせない道具です。熊手で集めた雑草をちりとりで拾い上げ、ゴミ袋に入れて処分します。しっかりと雑草を処分すれば、庭がすっきりとし、キレイな庭になるでしょう。
ゴミ袋は、庭の大きさや雑草の量に応じて選びます。必要に応じて専用の分解促進剤を使用し、ゴミ袋内での分解を早めることも検討してみてください。
根の状態による草むしりのコツ
草むしりを行う際、雑草の根の状態を確認しておくのがポイントです。雑草の根にはさまざまな形状があり、それぞれに合った方法があります。
- 茎も根もまっすぐな伸び方のもの
- 根が横広がりのもの
- 茎が広がり下りている根
ここでは根の状態に応じた草むしりのコツを紹介します。
茎も根もまっすぐな伸び方のもの
茎も根もまっすぐに伸びる雑草は、比較的簡単に引き抜くことができます。地中に深く根を張ることが少ないため、雨上がりや土が湿った状態で行うと、根ごと引き抜きやすくなるでしょう。
作業時は草抜き鎌や草抜きフォークを使用すると効果的です。根を切らずに引き抜くことで、再発を防ぐ効果も期待できます。
また地面が乾燥している場合は、先に水を撒いて土を柔らかくしてから作業を行うとよいでしょう。
根が横広がりのもの
根が横に広がる雑草は、地表近くで広がるため、引き抜くだけでは根が残りやすい可能性があります。そのため取り除くには、三角ホーやスコップを使用して、根を切断しながら除去するのがよいでしょう。
根が広がっている箇所をしっかりと掘り起こし、広がった根を切り取れば、生えるのを遅らせられます。特に地面が硬い場所では、根が残りやすいため、十分に掘り起こすようにしましょう。
地中で広がっている根
地中で広がる根を持つ雑草は、表面上は小さく見えても、根が広範囲に広がっていることが多いです。取り除くには、スコップや移植ゴテを使用して深く掘り、根を完全に取り除いてしまいましょう。
また根が他の植物と絡み合っていることがあるため、慎重に作業を進めるようにします。
根をしっかりと取り除けば、生えてくるのを防げます。
茎が広がり下りている根
茎が広がり、そこから根が下りている雑草は、見た目以上にしつこい可能性があります。このタイプの雑草は、茎の節からも根を張りやすいため、茎を切り取るだけでは不十分です。
除去するには、茎を含む広い範囲を掘り起こし、全ての根を取り除くようにしましょう。特に、熊手や草抜き鎌を使って、茎と根をしっかりと掻き集めながら作業を進めると効果的です。
草むしり作業の再発を防ぐコツ
草むしりを行った後、再び雑草が生えるのを防ぐためには、しっかりとした対策が必要です。例えば以下の方法を取りましょう。
- 除草剤を使用する
- 除草シートを使う
- グランドカバープランツを植える
- 砂利を敷く
- 業者に依頼する
ここでは、草むしりの再発を防ぐためのコツを紹介します。
除草剤を使用する
除草剤を使用することは、雑草が生えてくるのを防ぐ最も効果的な方法の一つです。除草剤は、雑草の葉や茎に直接散布することで、根まで枯らす効果があります。特に根が深く張っている雑草や、広範囲に広がる雑草に対して有効です。
除草剤を使用する際は、周囲の植物に影響を与えないよう、注意深く散布しましょう。また風の強い日は避け、早朝や夕方の涼しい時間帯に行うと効果的です。
除草シートを使う
除草シートを敷くことで、雑草の発生を物理的に防げます。除草シートは、地面に敷くだけで雑草の芽が出てくるのを抑制するため、草むしりの頻度を大幅に減らすことが可能です。
除草シートを使用する際は、シートがしっかりと地面に密着するように敷き、隙間ができないように注意しましょう。
さらにシートの上に砂利や土をかぶせれば、見た目をキレイに見せつつ、さらに雑草を防ぐ効果が期待できます。
グランドカバープランツを植える
グランドカバープランツは、雑草の生育を防ぐために地面を覆う植物をいい、例えば以下のものが挙げられます。
植物名 | 特徴 | 環境 |
芝生(シバ) | 庭全体を覆い、歩行にも耐える。緑のじゅうたんのような美しい景観。手入れが必要。 | 日当たりの良い場所が適しているが、日陰に強い品種もあり。 |
クローバー | 地面を低く覆い、雑草を抑える。耐寒性があり、日陰でも育つ。小さな白やピンクの花。 | 日当たりから半日陰の場所に適している。 |
アイビー(ヘデラ) | 耐寒性があり、日陰でも元気に育つ。ツタ状に伸びるので壁や地面を覆うのに適している。 | 日陰や半日陰を好み、乾燥にも強い。 |
タマリュウ(リュウノヒゲ) | 細長い葉が密集し、地面をしっかりと覆う。耐陰性が高く、庭の縁取りや斜面に適用。 | 日陰から半日陰の場所に適している。 |
セダム(マンネングサ) | 多肉植物で、乾燥に強い。岩場や屋上緑化に利用。黄色や赤色の小さな花が咲く。 | 日当たりの良い場所に適しており、乾燥した土壌でも育つ。 |
ワイヤープランツ | 細い茎が地面を這うように広がり、葉が小さく密集している。緑の絨毯のように広がる。 | 半日陰から日陰にかけての場所に適している。 |
ヒメイワダレソウ | 細かい葉が密集し、低く広がる。耐暑性・耐寒性に優れ、踏まれても丈夫。夏に白い小さな花。 | 日当たりの良い場所に適している。 |
アジュガ | 春に青紫やピンクの花を咲かせる。常緑で、色鮮やかな葉が特徴。乾燥に強く、手入れが簡単。 | 日陰や半日陰の場所に適している。 |
クリーピングタイム | 小さな紫やピンクの花を咲かせる香りの良いハーブ。低く広がり、乾燥に強い。 | 日当たりの良い場所に適しているが、半日陰でも育つ。 |
オカメヅタ | 耐寒性があり、年中緑を保つツタ植物。壁や地面をしっかりと覆う。ツタの成長が早い。 | 日陰から半日陰の場所に適している。 |
グランドカバープランツを植える際は、庭の環境に合った植物を選び、しっかりと根付かせるのがポイントです。
砂利を敷く
砂利を敷くことも、雑草の発生を防ぐ効果的な方法です。砂利は、太陽光を遮り、雑草の発芽を抑制する役割を果たします。また見た目も美しく、庭全体を美しく見せる効果も。
砂利を敷く際は、地面を整地し、その上に除草シートを敷いてから砂利を載せると効果があります。砂利の層を厚く敷くけば、雑草が根を張りにくくなるため、長期間にわたって雑草の再発を防げるでしょう。
業者に依頼する
草むしりの再発を防ぐための対策を自分で行うのが難しい場合、専門の業者に依頼してもよいでしょう。
専門業者なら除草剤の散布や除草シートの設置、砂利敷きなどを行ってくれるため、高い効果が期待できます。
またプロの業者に依頼すれば、手間をかけずに庭をきれいにできるため、忙しい人や体力に自信がない人にもおすすめです。
草むしりをスムーズに終わらせたいならお助けマスターにお任せ
草むしりは手間がかかる作業であり、時には専門的な知識や道具が必要です。自分で行うのが難しい場合や、時間がない方には「お助けマスター」にご相談ください。
お助けマスターは、経験豊富なスタッフが草むしりを行い、庭を美しく保つお手伝いをします。
また草むしりだけでなく、除草シートの設置や砂利敷きなど、再発防止の対策もおまかせください。長期間に渡る庭の管理も可能です。
草むしりの手間を省き、プロの技術で美しい庭を維持したい方は、ぜひお助けマスターにご相談ください。