竹の伐採方法とは?自分でやるのは危険か?伐採の方法と業者に依頼する費用相場を解説!

「竹林を放置するとどうなるの?」「竹の伐採は自分でできるの?」などと悩んでいませんか?

放置竹林は日光遮断や土砂災害のリスクなど様々な問題を引き起こします。竹の伐採は秋から冬にかけて行うのが最適で、適切な道具と知識があれば自分でも可能です。

この記事でわかること

・竹林を放置することで起きる危険なトラブル
竹林を放置すると日光が遮断される、竹が倒れる危険がある、獣の住処になる、土砂災害のリスクが高まるなど、環境や安全に深刻な悪影響を及ぼします。

・竹の伐採時期と自分で行う方法
竹の伐採は秋から冬にかけて行うのが最適で、適切な道具と知識があれば自分でも可能です。伐採には手袋・作業着・ゴーグル・ノコギリ・斧・チェーンソー・ナタ・カマなどの道具が必要です。

・プロに任せたほうがよいケースと費用相場
すぐに伐採をしたい場合や竹が大きく危険な場合、竹林になっている場合、道具を揃えるのが難しい場合などはプロに依頼すべきです。費用相場は竹の高さによって3,000円~70,000円以上と幅があります。

今回は竹の伐採方法と業者選びのポイントについて解説。竹林の管理に直面している方や将来的に必要になる可能性のある方は、参考にしてください。

竹林を放置することで起きる危険なトラブル

放置竹林は環境や安全に深刻な悪影響を及ぼす危険性があります。竹は繁殖力が非常に強く、管理されないまま放置されると周囲の環境を急速に変化させてしまいます。

竹林を放置すると起きる影響を以下にまとめました。

  • 日光が遮断される
  • 竹が倒れる危険がある
  • 獣の住処になる
  • 土砂災害

詳しく解説します。

日光が遮断される

放置竹林による日光遮断は周辺植物の生育を著しく阻害します。竹は急速に高く成長し、広葉樹の森の下層部に十分な光が届かなくなる状況を作り出します。

光不足により多くの植物が成長できなくなり、やがて枯死してしまうことで生物多様性が失われます。影響は植物だけでなく、環境に依存する動物や微生物にまで波及し、生態系全体のバランスを崩す要因となります。

竹が倒れる危険がある

放置された竹林では老朽化した竹が倒れる危険性が高まります。管理されていない竹は年月とともに弱くなり、特に強風や台風の際に倒壊しやすいです。

竹は木と異なり中が空洞で軽いため、強風で簡単に折れたり倒れたりします。倒れた竹は家屋や電線に被害を与えるだけでなく、人が通行する道をふさいで事故の原因になることがあります。

特に住宅地や道路に近い竹林では、定期的な伐採と管理が安全確保のために不可欠です。

高さ15メートル以上に成長した竹が住宅地に倒れると、屋根の損壊や窓ガラスの破損など深刻な被害をもたらしますよ。

獣の住処になる

放置竹林は野生動物の格好の住処となり、獣害を引き起こす原因になります。人の手が入らない竹林は、イノシシや鹿などの野生動物が身を隠すのに適した環境になってしまうのです。

動物は竹林を拠点として周辺の農地に侵入し、農作物に深刻な被害をもたらすでしょう。農地に近い放置竹林は獣害対策の観点からも適切な管理が求められます。

特に竹林と農地が隣接している地域では、イノシシによる農作物被害が顕著に増加する傾向があります。

土砂災害

放置竹林は土砂災害のリスクを著しく高める要因となります。竹は根を地表から30センチ程度の浅い場所に横に広がって張るため、深く根を張る広葉樹と比べて地盤を支える力が弱いです。

さらに竹自身が水分を貯める性質があるため、山全体の保水力が低下します。豪雨の際には地盤が緩み、竹林ごと斜面を滑り落ちる危険性が高まり、広範囲での土砂災害を引き起こす可能性があります。

特に急斜面に広がった竹林では、地下茎が表層土壌を固定する力が限定的なため、集中豪雨時に表層崩壊が発生しやすくなるのです。

竹の伐採時期は秋から冬にすべき

竹の伐採が9月から11月の秋冬期が最適なのは、以下の理由があります。

  • 竹が切りやすい
  • 雑草が少ない
  • 虫が少ない

詳しく解説します。

竹が切りやすい

秋から冬にかけては竹の水分量が減少するため、物理的に切りやすくなります。竹は通常、内部に多くの水分を含んでいますが、休眠期に入ると水揚げ(水分吸収)が減少します。

水分の少ない竹は締まりがよく、伐採時の抵抗が少なくなるため、作業効率が上がるのです。特に手作業での伐採を行う場合、竹は力の少ない切断で済むため、安全面でも優れています。

また、秋冬の乾燥した竹は切り口がきれいに仕上がるため、特に竹材を再利用する予定がある場合に適しています。

雑草が少ない

秋冬期は下草や雑草が少なく、竹林内での作業がしやすい環境になります。春夏に比べて植物の成長が緩やかになるため、竹林内の見通しが良くなり、伐採作業の効率が上がります。

作業スペースの確保がしやすく、伐採した竹の搬出経路も確保しやすいです。また、下草が少ないことで足元が見やすくなり、つまずきや転倒などの事故リスクを減らせます。

雑草が少ないことで竹の根元まで見えるようになり、適切な高さでの伐採が可能になりますね。

虫が少ない

秋から冬にかけては害虫や危険な生物が減少するため、安全に作業を行えます。蚊やアブ、スズメバチなどの刺咬性昆虫が少なくなり、作業中の不快感や危険性が大幅に軽減されます。

また、伐採後の竹に虫が付きにくいため、保存性が高まるでしょう。春夏に伐採すると樹液が多く虫が寄りやすいですが、秋冬の伐採では樹液が減少しているため、伐採後の竹の品質維持にも有利です。

特に11月以降は多くの昆虫が越冬状態に入るため、竹林内での作業中に遭遇する危険な生物はほぼいなくなります。

竹を自分で伐採する方法

竹の伐採は適切な準備と手順を踏めば、一般の方でも安全に行えます。伐採前には竹の太さや本数を確認し、自分の技術レベルで対応可能か判断することが重要です。

竹を自分で伐採するときは、以下の手順で進めましょう。

  1. 竹を伐採する道具を揃える
  2. 伐採した倒す方向を決める
  3. 倒す方向の幹に受け口を作る
  4. 受け口の反対側に追い口を作る
  5. 退避する
  6. 伐採の後に伐根する
  7. 切株を処分する

詳しく解説します。

竹を伐採する道具を揃える

竹の伐採には目的に合わせた適切な道具の選択が作業効率と安全性を左右します。太い竹にはチェーンソー、細い竹にはのこぎりやナタ、下草刈りにはカマというように竹の太さや状況に応じて道具を使い分けることが大切です。

また、常に手入れを行い、刃物は切れ味を保つことで作業の安全性が高まります。伐採作業前には道具の状態を必ず確認し、不具合がある場合は修理または新しいものに交換してから作業を始めましょう。

竹を伐採する際に必要な道具は以下の通りです。

  • 手袋・軍手
  • 作業着
  • ゴーグル
  • ノコギリ
  • チェーンソー
  • ナタ
  • カマ

詳しく解説します。

手袋・軍手

竹の伐採作業では、耐切創性能の高い手袋を使用することが手の保護に不可欠です。竹の切り口は非常に鋭く、素手で触れると深い切り傷を負う危険があります。

一般的な綿の軍手では竹の破片や切り口から手を十分に守れないため、革製や耐切創素材の手袋を選びましょう。例えば、ケブラー繊維を使用した手袋は、竹の破片による突き刺しや切り傷から手を効果的に保護します。

作業中は手袋が濡れたり破損したりした場合に備えて、予備の手袋を用意しておくことが安全管理の基本ですよ。

作業着

竹の伐採作業には、丈夫で動きやすい長袖・長ズボンの作業着が必要です。竹の破片や切り口から皮膚を保護し、森林内の虫や植物からも身を守る役割があります。

理想的な作業着は、引っかき傷に強い厚手の生地で作られたものです。例えば、林業用の作業着は竹の破片が刺さりにくく、汚れにくい特殊な加工が施されています。

季節に応じて調整できるよう、重ね着しやすいデザインの作業着を選ぶと、長時間の作業でも快適に過ごせます。

ゴーグル

竹の伐採作業では、飛散する破片から目を守るためのゴーグル着用が絶対条件です。竹は繊維質で切断時に鋭い破片が飛び散りやすく、目に入ると重大な障害を引き起こす可能性があります。

選ぶべきゴーグルは、側面からの破片侵入を防ぐ包括的な保護機能を持つタイプです。例えば、JIS規格の保護メガネはあらゆる角度からの破片侵入を防ぎ、長時間の使用でも曇りにくい設計になっています。

チェーンソーを使用する場合は、フェイスシールド付きのヘルメットとの併用が理想的で、顔全体を保護できます。

ノコギリ

竹の伐採には目の細かい竹用ノコギリが最適です。一般的な木材用ノコギリと比べて、竹専用ノコギリは目が細かく設計されており、竹の繊維を効率よく切断できます。

直径5cm以下の細い竹であれば、手ノコギリで十分に対応可能です。例えば、240mm〜300mmの刃渡りを持つ両刃ノコギリは、片手で持ちながら竹を切断できるため、狭い場所での作業に適しています。

定期的に目立てを行い、切れ味を維持することで作業効率が大幅に向上し、疲労軽減にもつながります。

斧は太い竹の伐採や、伐採後の竹を処理する際に役立つ道具です。竹専用ではなく、一般的な薪割り用の斧でも十分に使用できますが、重さ1〜1.5kg程度の中型サイズが扱いやすいでしょう。

斧は主に直径10cm以上の太い竹を伐採する際や、伐採した竹を短く切り分ける作業で威力を発揮します。例えば、チェーンソーが使えない場所や、機械の音を出せない環境での作業に適しています。

使用前には刃の状態を確認し、必要に応じて研ぎ、柄の固定状態を点検することで安全性が高まりますよ。

チェーンソー

チェーンソーは大量の竹や太い竹を効率的に伐採するための強力な道具です。電動式・バッテリー式・エンジン式があり、作業場所や規模に応じて選択します。

特に直径10cm以上の太い竹や、多数の竹を短時間で伐採する必要がある場合に効果的です。例えば、小規模な竹林の整備であれば、取り回しの良いバッテリー式チェーンソー(ガイドバー長30cm程度)が便利です。

チェーンソーは取り扱いに専門知識が必要で、使用前の安全講習受講が推奨されます。

ナタ

ナタは竹の枝払いや小径竹の伐採に最適な万能道具です。刃渡り15〜20cm程度の竹用ナタは、片手で扱えるため細かい作業に適しています。

竹の節を取り除いたり、伐採した竹を加工したりする際に特に役立ちます。例えば、竹を割って竹垣材料にする場合、ナタで竹に切れ目を入れてから手で割くという方法が一般的です。

ナタは比較的安価で手入れが簡単なため、初心者にも扱いやすい道具です。

カマ

カマは下草刈りや細い竹の伐採に適した道具です。竹林内の雑草や直径2cm程度までの細い竹を刈り取る際に効率的に使用できます。

特に竹の新芽(タケノコ)を収穫した後の管理や、竹林内の歩道確保のための草刈りに便利です。例えば、竹林に入る前の通路確保作業では、長柄のカマを使うことで腰を曲げずに効率よく作業できます。

カマは刃が鋭いため、使用時には周囲の人との距離を十分に保ち、収納時には必ず鞘を付けるなどの安全対策が必要です。

伐採した倒す方向を決める

竹を伐採する際、倒す方向を適切に決めることが安全作業の第一歩です。竹が自然に傾いている方向、障害物がない方向、搬出しやすい方向の3点を優先的に考慮して決定します。

特に他の竹や建物などの障害物に当たらない方向を選ぶことで、伐採後の作業効率が大幅に向上します。例えば、伐採した竹が他の竹に引っかかると、いつ落下するか予測できず危険な状態が続くため、作業を中断せざるを得ないでしょう。

斜面での作業では、竹が斜面を滑り落ちない方向に倒すことで安全性が確保できますよ。

倒す方向の幹に受け口を作る

受け口は竹を倒したい方向に正確に誘導するための重要な切り込みです。地面から数十センチ上の位置に、竹の直径の約3分の1の深さまで斜めと水平の切り込みを入れて作ります。

受け口は竹を倒す方向に対して直角かつ水平になるように作ることで、伐倒方向の精度が高まります。例えば節の位置を避けて受け口を作ると、伐採後の切り株に雨水が溜まりにくくなり、ボウフラの発生を防止できるでしょう。

節を挟まないように注意し、水平と斜めの切り込みで口型の受け口を作れば、竹が予定通りの方向に倒れやすくなります。

受け口の反対側に追い口を作る

追い口は受け口の反対側から入れる水平な切り込みで、竹を確実に倒すために不可欠です。受け口の高さより少し下の位置に、受け口と会合する手前まで水平に切り込みを入れます。

追い口を入れながら空いている手で竹を倒したい方向へ押すことで、竹の重心が移動し、スムーズに倒れ始めます。例えば、直径10cmの竹なら、追い口は受け口の高さの3分の2程度の位置に入れると適切です。

追い口と受け口の間には「ツル」と呼ばれる部分を残し、ツルが支点となって竹が倒れる方向をコントロールします。

退避する

竹が倒れ始めたら、即座に安全な場所へ退避することが生命を守る重要な行動です。竹は倒れる際に予想外の方向に跳ねることがあり、特に張力によって裂け始めると危険性が高まります。

伐倒方向の反対側で、伐採木から3メートル以上離れた場所に退避するのが基本的な安全対策です。例えば、伐倒方向に対して120度の角度で後方に下がると、万一竹が予想外の方向に倒れても安全を確保できます。

他の木に竹が引っかかる「かかり木」状態になった場合は、無理に作業を続けず、専門業者に相談することが安全です。

伐採の後に伐根する

竹の再生を防ぐためには、伐採後の伐根作業が重要です。竹は地下茎で繋がっているため、地上部を切っただけでは再生してしまいます。

伐根は地表から30センチ程度掘り下げて地下茎を切断することで、再生を抑制できます。例えば、小型ユンボなどの重機を使用すると効率的に伐根作業が進みますが、人力での作業も可能です。

伐根が難しい場所では、数年間連続して伐採を行うことで地下茎の養分を枯渇させる方法や、伐採直後の切り口に除草剤を注入する方法があります。

ペットシッターは専門的なケアが必要な場合や、緊急時の対応に強みがありますよ。

切株を処分する

竹の切株は適切に処分することで、安全な環境を維持できます。切株は地面すれすれでノコギリを入れて切り取るか、枯れた竹であれば大型ハンマーで叩いて粉砕します。

切株を放置すると、つまずきの原因になるだけでなく、雨水が溜まってボウフラの発生源になる危険性があるでしょう。例えば、切株に複数箇所切り込みを入れることで腐食を促進し、自然に分解されるスピードを早められます。

処分方法としては燃えるゴミとして出す、チッパーで粉砕する、竹炭にするなど様々な選択肢があり、状況に応じて最適な方法を選びます。

竹の伐採を依頼できる業者の種類

竹の伐採を依頼する際には、複数の業種から最適な業者を選ぶことが重要です。以下の3種類が主な選択肢となり、それぞれ特徴や得意分野が異なります。

  • 伐採専門業者・林業
  • 植木屋・造園業者
  • 便利屋

詳しく解説します。

伐採専門業者・林業

伐採専門業者や林業事業者は、大規模な竹林の伐採に最適な選択肢です。専門的な技術と知識を持ち、大型機械や特殊な道具を使用して効率的に作業を行います。

特に高所作業や危険を伴う特殊伐採に強く、安全面でも信頼できます。例えばスマイルガーデンや株式会社プルージックなどの業者は、大木や竹の伐採から抜根作業まで一貫して対応し、伐採後の処理や整地作業までサポート可能です。

伐採専門業者は費用が他と比較して高めですが、難易度の高い作業や大規模な竹林の整備には最も適した選択肢です。

植木屋・造園業者

植木屋や造園業者は、庭全体の美観を考慮した竹の伐採が得意です。単に竹を伐採するだけでなく、庭のデザインや周囲の植物との調和を考えた提案ができます。

伐採後の庭の管理やメンテナンスにも強みがあり、長期的な視点でのアドバイスが可能です。例えば、岡村造園やはなまる造園などは、伐採だけでなく後の庭づくりや植栽の提案まで行い、庭全体をトータルにサポートします。

植木屋・造園業者は、庭木としての竹の管理や、伐採後の庭の美観を重視する場合に最適な選択肢ですね。

便利屋

便利屋は小規模な竹の伐採や、緊急性のある場合に適した選択肢です。専門業者ほどの大型機材はありませんが、必要な道具を揃え、迅速に対応してくれる利点があります。

料金体系は基本的に作業時間に応じて設定されており、低木(高さ3m未満)であれば3,000円~5,000円、中木(3m~5m未満)で6,000円~10,000円程度が相場です。例えば、家の周りに生えた数本の竹を早急に処理したい場合、便利屋に依頼すれば素早く対応してもらえます。

便利屋は大規模な竹林の整備には向きませんが、少量の竹の伐採や緊急対応が必要な場合には便利な選択肢です。

竹の伐採をプロに任せたほうがよいケース5つ

竹の伐採は状況によって専門業者への依頼が安全で効率的な選択となります。自力での伐採は怪我や事故のリスクが高く、特に経験や専門知識がない場合は危険を伴います。

竹の伐採をプロに任せたほうがよいケースは以下のとおりです。

  • すぐにでも伐採をしたい
  • 竹が大きく危険
  • 竹林になっている
  • 山や斜面などの危険な地形
  • 道具を揃えるのが難しい

詳しく解説します。

すぐにでも伐採をしたい

緊急性の高い竹の伐採はプロに任せるべきです。台風や強風で竹が傾いている場合や、電線に接触しそうな状況では、迅速かつ安全な対応が求められます。

自分で行う場合は準備や道具の調達に時間がかかり、状況が悪化する恐れがあります。例えば、傾いた竹が倒れて家屋や車両を損傷させるリスクが高まるでしょう。

専門業者は最短で当日対応が可能なケースもあり、「便利屋お助けマスター」などのサービスでは最短30分で現場に駆けつけるケースもあります。

竹が大きく危険

大きな竹の伐採は専門的な技術と経験が必要なため、プロに任せるべき作業です。高さ5メートル以上、直径10センチ以上の竹は、倒れる際の衝撃が大きく予測不能な方向に倒れる危険性があります。

特に直径70センチ以上の木の伐採には「伐木等作業従事者安全衛生特別教育修了証」という資格が必要で、無資格者による伐採は法律で禁止されています。例えば、大きな竹が電線や建物に接触している場合、誤った伐採方法で大きな事故につながる可能性があるでしょう。

プロの業者は竹の状態を正確に判断し、適切な方向に安全に倒す技術を持っていますよ。

竹林になっている

放置竹林の伐採はプロに依頼すべき典型的なケースです。密集した竹林では作業スペースが限られ、伐採した竹が他の竹に引っかかる「かかり木」状態になりやすく非常に危険です。

放置竹林には害虫や危険な生物が生息していることがあり、専門的な知識なしに立ち入ると健康被害のリスクがあります。例えば、スズメバチの巣がある場合、刺されると命に関わる危険性があります。

プロの業者は竹林の状態を総合的に判断し、効率的な伐採計画を立てて安全に作業を進められます。

山や斜面などの危険な地形

斜面や不安定な地形での竹の伐採は、転倒や滑落のリスクが高いためプロに任せるべきです。傾斜地では足場が不安定になり、伐採道具を使用する際の安全性が著しく低下します。

特に雨後の斜面は滑りやすく、チェーンソーなどの危険な道具を使用する作業は重大な事故につながる可能性があります。例えば、10度以上の傾斜地では伐採した竹が予想外の速度で滑り落ち、作業者を直撃する危険性があるのです。

プロの業者は不安定な地形での作業経験が豊富で、適切な安全対策を講じながら作業を行います。

道具を揃えるのが難しい

竹の伐採に必要な専門道具を一式揃えるのは費用面でも保管面でも負担が大きいため、プロへの依頼が合理的です。チェーンソー・ナタ・専用のノコギリなど複数の道具が必要で、購入すると数万円の出費になります。

また、専門道具は使用頻度が低い場合が多く、保管場所の確保や定期的なメンテナンスも必要です。例えば、チェーンソー一台でも適切な保管と定期的な刃の研ぎが必要で、メンテナンス不足は事故の原因になります。

プロの業者は常に整備された専門道具を持っており、効率的かつ安全に作業を行うことができます。

竹の伐採を業者に依頼した場合の費用相場

竹の伐採を業者に依頼する場合の費用相場は、竹の高さや太さ、本数、作業の難易度などによって変動します。以下の表で一般的な相場をまとめました。

竹の高さ別伐採費用の相場は以下の通りです。

竹の高さ伐採のみ(1本あたり)伐採+抜根+処分(1本あたり)
3m未満3,000円~9,000円5,000円~15,000円
3m~5m8,000円~20,000円15,000円~30,000円
5m~7m15,000円~30,000円25,000円~45,000円
7m以上30,000円~55,000円45,000円~70,000円以上

作業内容別の追加費用は以下の通りです。

作業内容追加費用
抜根作業8,000円~30,000円/本
処分費用3,000円~15,000円/本
出張費2,000円~5,000円
重機使用10,000円~30,000円

竹林全体の伐採を依頼する場合は、面積あたりの料金設定となることが多く、100平方メートルあたり約50,000円が一般的な相場です。また、現場の状況(傾斜地や住宅密集地など)によって追加料金が発生することがあります。

業者選びの際は、複数の業者から見積もりを取り、作業内容や追加料金の有無を確認することをおすすめします。

特に処分費用は含まれていないケースが多いため、事前に確認が必要ですよ。

竹の伐採ならお助けマスターにお任せください

放置竹林は日光遮断や土砂災害のリスクなど様々な問題を引き起こします。竹の伐採は秋から冬にかけて行うのが最適で、適切な道具と知識があれば自分でも可能です。

もし信頼できる業者に竹の伐採依頼を相談したい場合は、全国チェーン店の便利屋お助けマスターにご相談ください。

お助けマスターは、多様な作業に対応する信頼性の高い便利屋サービスです。明確な料金体系と丁寧な対応が特徴で、顧客満足度が高いサービスを提供しています。

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yoshida さん

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