「引っ越し費用はいくらくらいかかるの?」「引っ越し費用を安く抑える方法はある?」などと気になっていませんか?
引っ越し費用は時期や条件によって大きく変動します。しかし、適切な時期の選択や業者の比較、自己作業の活用など、様々な方法で費用を抑えることが可能です。
この記事でわかること
・引越し費用の時期による変動
引越し費用は通常期(5月~2月)と繁忙期(3月~4月)で大きく異なります。繁忙期は通常期と比べて平均50%以上高くなり、時期の選択が費用に大きく影響します。
・家族構成別の価格相場と料金内訳
単身者の場合、通常期で5万円から10万円、繁忙期で8万円から15万円が相場です。料金は基本運賃、実費(梱包材・人件費)、付帯サービス費(オプション料金)で構成されています。
・引越し費用を安く抑えるための具体的な方法
業者選びのポイント(大手と地域密着型の比較、複数社の見積もり取得)や、費用を抑えるコツ(繁忙期を避ける、早期予約、自己梱包など)を活用することで、最大30%程度の費用削減が可能です。
今回は引越し費用の相場や、賢く費用を抑える方法について解説。引越しを検討している方や、できるだけ費用を抑えたい方は、参考にしてください。
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目次
引っ越し費用は通常期(5月~2月)と繁忙期(3月~4月)で差が出る
引っ越し費用は通常期と繁忙期で大きく異なります。通常期の5月から2月に比べ、繁忙期の3月から4月は平均で50%以上高くなる傾向で、需要と供給のバランスによって差が生じます。
繁忙期は新学期や転勤シーズンと重なるため、引っ越し需要が急増するのです。一方、通常期は比較的需要が落ち着いているため、費用を抑えられる可能性が高くなります。
例えば、東京23区内での単身者の引っ越しの場合は通常期で約5万円から8万円程度ですが、繁忙期には8万円から12万円以上に跳ね上がることもあります。
差額は決して小さくないため、可能であれば通常期の引っ越しを検討することがおすすめですよ。
一人暮らし(単身者)の引越し価格相場
一人暮らしの引っ越し費用は、時期によって大きく変動します。単身者の場合、荷物量が比較的少ないため、家族での引っ越しに比べて費用の変動幅は小さくなります。
ここでは、繁忙期と通常期別の一人暮らし(単身者)の引越し価格相場を見ていきましょう。
繁忙期
繁忙期の費用相場をまとめると以下の通りです。
移動距離 | 料金相場 |
---|---|
市内(~15km未満) | 40,000円~55,000円 |
都道府県内(~50km未満) | 50,000円~65,000円 |
同一地方内(~200km未満) | 75,000円~95,000円 |
近隣地方(~500km未満) | 100,000円~130,000円 |
遠距離(500km以上) | 130,000円~160,000円 |
繁忙期の一人暮らしの引っ越し費用は、通常期に比べて高額になります。繁忙期は需要が高まるため、引っ越し業者の料金設定が上昇するのが一般的です。
特に、3月下旬から4月上旬にかけては最も混雑する時期で、予約が取りにくくなります。引っ越しを行う場合は、少なくとも2ヶ月前から準備を始め、1ヶ月前には業者を確定させることがおすすめです。
通常期
通常期の費用相場をまとめると以下の通りです。
移動距離 | 料金相場 |
---|---|
市内(~15km未満) | 30,000円~40,000円 |
都道府県内(~50km未満) | 32,000円~45,000円 |
同一地方内(~200km未満) | 45,000円~60,000円 |
近隣地方(~500km未満) | 65,000円~85,000円 |
遠距離(500km以上) | 85,000円~110,000円 |
通常期の一人暮らしの引っ越し費用は、繁忙期に比べて比較的安価です。通常期は需要が落ち着いているため、引っ越し業者との交渉も有利に進められます。
通常期の中でも、特に10月から12月は引っ越し需要が最も少ない時期となり、さらに安価に引っ越しを行える可能性が高まります。
業者によっては割引キャンペーンを実施していることもあるため、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討すると良いでしょう。
家族構成別の引越し価格相場の早見表
家族構成によって引越しの価格は異なります。ここでは、繁忙期と通常期別の家族構成別の引越し価格相場を見ていきましょう。
繁忙期の早見表
繁忙期の費用相場をまとめると以下の通りです。
家族構成 | 近距離(~50km) | 中距離(~200km) | 遠距離(500km以上) |
---|---|---|---|
2人家族 | 8万円~10万円 | 10万円~13万円 | 13万円~16万円 |
3人家族 | 10万円~13万円 | 13万円~16万円 | 16万円~20万円 |
4人家族 | 12万円~15万円 | 15万円~18万円 | 30万円~40万円 |
5人家族以上 | 15万円~18万円 | 18万円~22万円 | 40万円~50万円 |
繁忙期はトラックや作業員の需要が集中し、人件費や車両費などの固定費が上昇します。人手不足により、作業員の確保に追加コストが発生するため高額になりがちです。
3〜4月は新生活シーズンで予約が殺到するため、値引き交渉が難しい傾向にあります。
通常期の早見表
通常期の費用相場をまとめると以下の通りです。
家族構成 | 近距離(~50km) | 中距離(~200km) | 遠距離(500km以上) |
---|---|---|---|
2人家族 | 5万円~7万円 | 6万円~8万円 | 8万円~10万円 |
3人家族 | 7万円~9万円 | 8万円~10万円 | 9万円~12万円 |
4人家族 | 9万円~11万円 | 10万円~13万円 | 12万円~15万円 |
5人家族以上 | 12万円~15万円 | 14万円~17万円 | 15万円~20万円 |
通常期は業者間の価格競争が活発になり、顧客にとって有利な条件を提示している場合が多いです。固定費(人件費・車両費)の負担が少なく、コストを抑えられます。
トラックや作業員の稼働率を上げるため、割引プランを提供しているケースもあります。
引越需要が少ないため、業者が顧客確保のために値引きに応じやすい点も通常期の魅力ですね。
引越し料金の内訳を理解しよう
引越し料金の内訳を把握することは、無駄な出費を抑える重要な第一歩です。以下の内訳を正しく理解することで、引越し業者との交渉がスムーズになり、予算の立てやすさが向上します。
- 基本運賃:移動距離と荷物量で決まる
- 実費:梱包材や人件費など
- 付帯サービス費:オプション料金
詳しく解説します。
基本運賃:移動距離と荷物量で決まる
基本運賃は移動距離と荷物量に基づいて算出されます。距離が長くなるほど運賃は上昇し、100kmを超える場合は5万円〜8万円程度の料金がかかり、荷物量も料金に大きく影響します。
1Kのアパートからの引っ越しと3LDKの家からの引越しでは、費用が2倍以上異なる可能性があるでしょう。要因を理解することで、より適切な業者選びが可能になります。
また、荷物を整理して量を減らすことで、基本運賃を抑えられる場合があります。基本運賃の計算方法は業者によって異なる場合があるため、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
実費:梱包材や人件費など
実費には梱包材や人件費が含まれ、様々な要因で金額が変動します。例えば、段ボール10箱分の梱包材が必要な場合、5,000円前後の実費が発生することがあります。
人件費は作業時間に応じて変動し、2名での4時間の搬送作業で2〜4万円ほどかかるでしょう。自分で梱包作業を行うことで梱包材費用を抑えられる一方、重い荷物や大型家具の搬送は専門家に任せれば、安全性が高まります。
実費を抑えるためには、事前準備が重要です。
不要な荷物を処分したり、友人や家族の協力を得て一部の作業を自分たちで行えば、人件費を削減できる可能性がありますよ。
付帯サービス費:オプション料金
付帯サービス費は引越し業者が提供するオプション料金で、必要に応じて選択できます。エアコンの取り外しや取り付け、荷物の一時保管などが含まれ、数千円〜数万円の追加料金がかかる場合があります。
サービスを利用することで搬送作業の負担を軽減でき、特に大型家具や重い荷物を扱う際に便利です。ただし、不要なサービスを選択しないよう、自身のニーズを正確に把握することが重要です。
付帯サービスの中には、季節や地域によって料金が変動するものもあります。変動要因を考慮し、可能であれば料金の安い時期を選んで引越しを計画すれば、さらなるコスト削減が期待できるでしょう。
引越し費用を安くする業者の選び方
引越し費用を抑えるには、適切な業者選びが鍵となります。以下の方法を組み合わせることで、費用削減が可能です。
- 大手と地域密着型業者を比較する
- 複数業者の相見積もりを必ず取る
- 一括見積もりサービスの活用も視野に入れる
詳しく解説します。
大手と地域密着型業者を比較する
大手業者と地域密着型業者の比較は、価格とサービス内容の最適化につながります。大手業者は知名度と安定性が高い反面、料金が割高になる傾向があります。
一方、地域密着型業者は柔軟なサービスと比較的安価な料金が特徴です。ただし、サービスの質にばらつきがある場合があるため、口コミや評判を十分に確認することが重要です。
大手業者は全国規模のネットワークを持つため、長距離の引越しや複雑な条件の引越しに強みがあります。反対に、地域密着型業者は地元の事情に精通しているため、狭い道路や駐車規制などに対応しやすい利点があります。
選択の際は、引越しの規模や特殊性を考慮し、自身のニーズに合った業者を選ぶことが大切です。
複数業者の相見積もりを必ず取る
相見積もりの取得は、最適な業者選択と費用削減の要となります。最低3社からの見積もりを取り、各社を比較することで、適正価格の把握と交渉の材料を得られます。
例えばA社9万円・B社8万円・C社7万円の見積もりが出た場合、C社の見積もりを基準に他社と交渉すれば、さらなる値引きの可能性があるでしょう。見積もり内容の詳細を比較することで、不要なオプションサービスを削除し、費用を抑えられます。
相見積もりを取る際は、単に価格だけでなく、サービス内容や対応の丁寧さなども比較することが重要です。
総合的に判断することで、価格と品質のバランスが取れた最適な業者を選択できますよ。
一括見積もりサービスの活用も視野に入れる
一括見積もりサービスは、時間と労力を節約しつつ、多くの業者から見積もりを取得できる効率的な方法です。1回の入力で最大10社程度から見積もりを取得できるため、幅広い選択肢の中から最適な業者を見つけやすくなります。
サービスを利用することで、通常3日から1週間かかる見積もり取得プロセスを、最短30分程度に短縮できます。さらに、業者間の競争原理が働くため、個別に見積もりを取得するよりも安い価格提示を受けられる可能性があるでしょう。
ただし、一部の優良業者が参加していない場合があるため、必要に応じて個別の見積もり取得を併用することをおすすめします。
引越し費用を安く抑えるコツ
引越し費用を効果的に抑えるには、以下のコツを駆使しましょう。
- 繁忙期を避けて安い時期に引っ越しする
- 引っ越しの1か月前には依頼する
- 月末・月初・土日祝を避ける
- 大安など縁起が良い日を避ける
- 曜日・時間帯にこだわらない
- 午後便やフリー便などのプランを選ぶ
- 自分で荷造り・梱包・荷解きをする
- 訪問見積もりを依頼して正確な荷物量で見積もる
詳しく解説します。
繁忙期を避けて安い時期に引っ越しする
引越し費用を抑える最も効果的な方法は、繁忙期を避けることです。3月から4月の繁忙期と比較して、10月から12月の閑散期では費用削減が可能です。
例えば、東京23区内での単身引越しの場合、繁忙期には10万円程度かかる費用が、閑散期には7万円程度に抑えられる場合があります。可能な限り引越し時期を調整し、閑散期に設定することで大幅な節約が実現できるでしょう。
閑散期の引越しには費用面以外にもメリットがあり、例えば業者の空き状況が多いため、希望の日時を選びやすくなります。また、繁忙期に比べて作業員の余裕があるため、丁寧な対応を受けられる可能性が高くなります。
引っ越しの1か月前には依頼する
早期の引越し依頼は、費用削減と希望日程の確保につながります。例えば、通常10万円の引越し費用が、早期予約割引により7〜9万円程度に抑えられるでしょう。さらに、早期予約によって希望の日程や時間帯を確保しやすくなり、柔軟な計画立案が可能です。
早期予約には、心理的なメリットもあります。引越しの準備期間に余裕ができるため、段階的に整理や梱包を進められ、直前のあわただしさを軽減できます。
1か月前に依頼することで、引越し当日のストレスを大幅に減らせますね。
月末・月初・土日祝を避ける
月末・月初・土日祝は引越し需要が高まる時期であり、料金が割高になります。日程を避けることで、平日と比較して費用削減が可能です。
仕事や学校の都合で難しい場合は、有給休暇の取得を検討するのも一案です。平日の引越しには道路の混雑が少ないというメリットもあるため、予定通りのスケジュールで引越しが進行しやすく、時間的なゆとりが生まれます。
また、平日は近隣住民が仕事で不在のことが多いため、騒音などの心配も軽減されます。
大安など縁起が良い日を避ける
大安などの縁起の良い日は人気が高く、料金が割高になる傾向があり、避けることで費用削減が可能です。縁起を気にする場合は、仏滅以外の六曜を選択することで、費用と縁起のバランスを取れます。
縁起の良い日を避けることで、予約の取りやすさという副次的なメリットも得られるでしょう。人気の低い日は空きが多いため、希望の時間帯を選びやすくなります。
また、混雑が少ないため、より丁寧なサービスを受けられる可能性が高まります。
曜日・時間帯にこだわらない
曜日や時間帯の指定をしないことで、引越し業者の都合に合わせた効率的な配車が可能になり、費用削減につながります。
例えば、平日の時間指定なしであれば費用を抑えられるでしょう。可能な限り融通を利かせることで、より安価な料金設定を引き出せます。
また、時間帯にこだわらないことで、引越し業者側の効率的な人員配置が可能です。作業員の余裕が生まれ、より丁寧な対応や作業が期待できます。
午後便やフリー便などのプランを選ぶ
午後便やフリー便は、引越し業者の効率的な配車を可能にするため、割引が適用されやすいプランです。プランを選択することで、通常プランと比較して費用を抑えることが可能です。
そのため、時間に余裕がある場合は、プランの活用を検討してみましょう。午後便やフリー便を選択することで、引越し業者側の作業効率が上がるため、より丁寧な作業が期待できます。
時間に縛られないため、予想外の事態が発生しても柔軟に対応できるというメリットがありますね。
自分で荷造り・梱包・荷解きをする
荷造り・梱包・荷解きを自分で行えば、作業時間の短縮と人件費の削減につながります。業者に全て依頼するのではなく、自己作業を取り入れることで費用を抑えられる場合があります。
ただし、大型家具や精密機器の梱包は専門知識が必要なため、業者に依頼するのがおすすめです。荷物の整理や不要品の処分を同時に行えるため、新生活のスタートがスムーズになります。
訪問見積もりを依頼して正確な荷物量で見積もる
訪問見積もりを依頼することで、より正確な荷物量の把握と適切な見積もりが可能です。余分な費用の発生を防ぎ、5%から10%程度の費用削減につながる場合があります。
具体的には、電話見積もりで13万円と提示された引越しが、訪問見積もりにより10万円程度に抑えられたという事例もあります。訪問見積もり時に不要な荷物を特定して処分することで、さらなる費用削減ができるでしょう。
見積もり担当者との対面でのやり取りでサービスの質や信頼性を直接確認できるため、安心して業者を選択できますよ。
引っ越しの見積もりはキャンセルできる
引っ越しの見積もりは、基本的にキャンセル可能です。見積もり段階では法的拘束力がないため、複数の業者から見積もりを取得し、比較検討することが推奨されます。
契約後はキャンセル料がかかる場合がある
契約締結後のキャンセルには注意が必要です。多くの引っ越し業者は契約後のキャンセルにはキャンセル料を設定していて、引っ越し予定日の1週間前までは無料、以降は日数に応じて段階的に料金が上がります。
具体的には7日前〜3日前までは見積もり金額の10%、前々日は30%で前日は50%、当日は100%のキャンセル料が発生する場合があります。急なキャンセルが必要な場合は、できるだけ早く業者に連絡し、交渉することが重要です。
状況によっては、キャンセル料の減額や免除に応じてくれる業者もあるため、事前に確認しましょう。
お得に引っ越しするならお助けマスターにお任せください
引っ越し費用は時期や条件によって大きく変動します。しかし、適切な時期の選択や業者の比較、自己作業の活用など、様々な方法で費用を抑えることが可能です。
もし信頼できる業者に引越しの依頼を相談したい場合は、全国チェーン店の便利屋お助けマスターにご相談ください。
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