なんでも屋というと、助かるという声もあれば、怪しい存在と感じる方もいるでしょう。確かに、怪しい業者も存在しますが、しっかりした業者がほとんどなので安心してくださいね。
今回はなんでも屋が怪しいとされる理由と対処法を探ってみました。なんでも屋は日常のトラブルやお悩みを解決する仕事ですが、どんなことでも頼めるわけではありません。
なんでも屋とはいえ、特定の仕事は行えない場合もあります。便利屋を利用する際は、注意点も押さえておきましょう。
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なんでも屋はやばいのは本当か
近年、「なんでも屋(便利屋)」が注目を集めています。しかし、その実態についてはさまざまな問題が指摘されています。
なんでも屋とは、名前の通り、さまざまな依頼に応じてサービスを提供する職業ですが、この業界にはいくつかの問題が潜んでいます。
- 法律的な問題
- サービスの質や信頼性の問題
- 料金トラブル
- 安全性の問題
まず挙げられるのが、法律的な問題です。なんでも屋はどんな仕事でも基本的に請け負いますが、その中には法律に抵触する可能性のある業務も含まれている恐れが。
例えば、許可が必要な作業を無許可で行ったり、他人の財産に関わる作業によってトラブルが発生する可能性もあるでしょう。法的に問題となるだけでなく、依頼者にも大きな損害を与える原因となります。
次にサービスの質や信頼性の問題も考えなければなりません。なんでも屋の中には、経験や知識が不足しているスタッフも少なくありません。
そのためお願いした仕事をしっかりとやってもらえないことも…。特に専門的な知識や技術が必要な作業の場合、質の低いサービスによってトラブルの原因となる恐れもあります。
他にも料金に関するトラブルも少なくありません。何でも屋の料金体系は、いわゆる「言い値」であることも多く、依頼者が予想外の高額請求を受けるケースもあります。
実際、消費者センターには便利屋に遺品整理を依頼したところ、金額面でトラブルが発生した事例も。
引用 国民生活センター
事前に見積もりを提示せず、作業後に高額な請求をする業者も存在します。おかしいと感じたら、その場で支払わず、消費者センターや弁護士などに相談しましょう。
最後に安全性の問題です。何でも屋の業務には、時には危険を伴う作業も含まれます。十分な安全対策を講じないまま作業を行うと、依頼者や業者自身が事故に巻き込まれるリスクが高まるでしょう。
特にしっかりとした保険に加入していない業者の場合、事故が発生した際の対応や保証も期待できません。
なんでも屋は便利ですが、安易な依頼はリスクを伴います。依頼する際には、事前に十分な情報を収集し、信頼できる業者を選びましょう。また法的な問題や料金についても確認し、納得のいく形で依頼を進めてくださいね。
なんでも屋がやばいと言われる理由
ここではなんでも屋がやばいと言われる理由について詳しく見ていきましょう。なんでも屋で特に多いトラブルは以下の4つです。
- ぼったくり業者が存在する
- 不法投棄や素行がやばい業者がいる
- 利用した人が周りにいない
- 実際に騙された人も多い
ぼったくり業者が存在する
なんでも屋を選ぶ際に注意しなければならないのが、悪質な業者の存在です。一部の業者は、相場の何十倍もの金額を請求し、作業が完了してからその高額請求を行います。
特に高齢者や女性など、緊急の事態に弱い人々をターゲットにした詐欺まがいの行為も横行。見積もりもせず作業費を5万円も請求するといった悪質なケースも…。
相談者の女性は、ゴキブリの駆除について便利屋に電話したところ、見積もりをお願いしても「行って確認してみないと分かりません」と言われました。
結局男性の作業員1人が自宅に来ましたが、見積もりもせず、作業は15分ほどで終了。料金を尋ねると、5万円を請求された。
引用 弁護士ドットコムニュース
また緊急時の判断ミスにも注意しなけばなりません。急を要する出来事が起こると、事前に業者を調べる余裕がなく、ぼったくり業者を選んでしまうことがあります。
この業界では「レスキュービジネス」とも呼ばれ、鍵の開錠やトイレの詰まり、雨漏り・漏電・漏水・蜂の駆除など、急いで対処が必要な案件は特に高額請求のトラブルが多いです。
不法投棄や素行がやばい業者がいる
違法な業者の場合、回収した不用品をそのまま山や川に不法投棄していくケースもあります。不法投棄とは、法律に反してゴミや廃棄物を指定された場所以外に捨てる行為です。環境に対する重大な犯罪であり、厳しく規制されています。
廃棄物処理法などの法律では、ゴミや廃棄物は適切に処理することが義務付けられています。不法投棄は、こうした法律に違反する行為であり、法律に基づく処罰の対象です。罰金や懲役などの刑罰が科されることがあります。
また不法投棄されたゴミの処理には、自治体や清掃業者が多額の費用をかけて対応しなければなりません。これは最終的に税金として住民に負担がかかることになります。
不法投棄を防ぐためにも、以下の許可を得たなんでも屋や便利屋を選ぶようにしましょう。
- 一般廃棄物処理業許可
- 産業廃棄物処理業許可
依頼したなんでも屋が許可をもっている、もしくは許可を得ている会社と提携していれば問題ありません。
許可の有無は業者のホームページのほか、市区町村のサイトでも一部紹介されています。確認してみるとよいでしょう。
利用した人が周りにいない
なんでも屋を利用する際、周りに利用した人がいない場合は情報が集めにくくなるものです。しかし情報を集めて信頼できる業者を選ぶ方法はいくつかあります。以下の方法を試してみてください。
インターネットでの情報収集
口コミサイトで、何でも屋に関するレビューや評価を確認します。口コミサイトには、客観的な意見が書かれているケースが多いため、参考になるでしょう。その中でも評価が高く、具体的なコメントが多い業者を選ぶと信頼性が高いです。
SNSの活用
TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSで「#何でも屋」「#便利屋」などのハッシュタグを検索し、利用者の投稿やコメントを確認します。実際の利用者が体験を共有していることが多いので、リアルな意見が得られます。
専門の業者紹介サイトを利用
専門業者を紹介するプラットフォームを利用します。これらのサイトでは、業者の詳細な情報や利用者のレビューが掲載されているため、安心して選べるでしょう。
地域の掲示板やコミュニティサイトの活用
地域密着型の掲示板サイトで、なんでも屋の情報を検索します。地元の情報が集まりやすく、地域の評判を確認することができます。
実際に騙された人も多い
なんでも屋は、必要に応じて様々なサービスを提供するため、非常に便利です。しかし詐欺まがいの行為を行う悪質な業者も存在し、実際に騙された人も少なくありません。
よくある詐欺の手口のひとつに、高額請求があります。一部の悪質ななんでも屋は、相場を無視して高額な料金を請求することも。
多くは作業が完了した後に高額な請求を行い、支払いを拒むと脅迫や威圧的な態度をとって脅されるケースもあります。
また事前に見積もりを出さず、作業後に予想外の高額請求を行う手口も。特に緊急を要する依頼の場合、事前の確認が難しく、高額請求のトラブルの原因になります。
水漏れや鍵の紛失といった出来事が起こると、つい動揺してしまいがちです。しかし焦って適当な業者に依頼するとトラブルの原因になりかねません。一旦落ち着き、業者に料金を確認してから、作業してもらいましょう。
なんでも屋に来るやばい依頼・グレー案件
頼めば何でも引き受けてくれそうなイメージからか、なんでも屋には時折、グレーな案件が舞い込みます。もちろん、これらは法に触れる可能性があるため、依頼できません。
殺しの依頼
信じ難いことですが、なんでも屋には時折、殺人の依頼が舞い込むことがあります。こうした依頼は、明らかに違法です。
もし受けた場合、依頼者も実行者も共に重大な刑罰に処されることになります。犯罪行為に加担することは道徳的にも法的にも許されることではありません。
夜逃げ・訳あり引っ越し
夜逃げや訳あり引っ越しの依頼も、なんでも屋にとっては非常に多い案件です。借金から逃れるためや家庭内問題を避けるために行われることが多く、法的なトラブルを引き起こす可能性が高いでしょう。
貸し主や法律事務所からの追跡を避けるために隠密に逃げるのを手助けする行為は、法に抵触するリスクが大きくなります。
不倫・浮気のアリバイ作り
不倫や浮気のアリバイ作りの依頼も、なんでも屋にとってグレーゾーンの案件です。依頼には、依頼者が配偶者を欺くために嘘の証拠をでっちあげることになります。
道徳的な問題だけでなく、離婚訴訟などの法的な問題を引き起こすリスクも。万が一裁判になった場合、責任を追及される可能性があります。
違法な物の受け取り・運び
違法な物品の受け取りや運搬の依頼も非常に危険です。もしかしたら薬物や武器などの違法な物を知らず知らず運ばされるかもしれません。
法に触れるだけでなく、犯罪組織との関係を疑われる可能性もあり、自身の安全を脅かすことになります。運び屋の仕事を受け、海外では死刑になったケースもあります。
引用 佐賀県ホームページ
やばい口コミ・世論操作代行
インターネットを利用した口コミや世論の操作代行も、倫理的に問題のある依頼です。特定の人物や企業に対して虚偽の情報を広めることで、社会的評価を操作しようとするもの。
バレてしまうと、名誉毀損や業務妨害として法的に罰せられる可能性があり、社会的な信用も大きく失うリスクがあります。
逃がし屋
逃がし屋の依頼は、犯罪者や借金から逃げる人々を安全な場所に避難させることを目的としています。
しかし逃がし行為は、法の執行を妨げることになり、逃亡援助や隠匿罪として厳しく処罰される可能性が。法に反する行為に加担することは、自身の身を危険にさらすことになります。
やばいなんでも屋の見分け方
なんでも屋はトラブルが多いですが、全ての業者がやばいわけではありません。ここではやばいなんでも屋を見分ける方法について解説します。
怪しい依頼も受けている
信頼できる何でも屋は、法律や倫理に反する依頼を受け付けません。以下の依頼に注意してください。
- 違法な依頼
- 倫理的に問題のある依頼
例えば、殺しの依頼や違法な物の運搬など、明らかに犯罪行為に該当する依頼を受けている場合、その業者は非常に危険です。
また不倫のアリバイ作りや虚偽の口コミ操作など、道徳的に問題のある依頼も要注意。こうした依頼を受ける業者は信用できません。
お問合せ先が携帯のみ
信頼できる業者は、通常、いくつかの連絡手段を持っています。そのため携帯電話番号しか記載されていない業者は、トラブルが発生した際に連絡が取りづらい可能性が。携帯電話のほか、固定電話やメールアドレス、公式ウェブサイトがあるか確認してください。
住所の記載がない
業者の所在地が明記されていない場合、その業者が実在するどうかすら疑わしいです。所在地が不明確な業者は、トラブルが発生した際に逃げられやすいため、注意してください。
ホームページや名刺に記載されている住所をGoogleマップなどで確認し、実際に存在するか、会社として機能しているかを調べます。近くであれば、実際に行ってみてもよいでしょう。
顔写真が無料素材
業者のウェブサイトに掲載されている顔写真が、明らかに無料素材サイトからのものである場合、その業者の信頼性は低いといえるでしょう。
逆に業者のスタッフの写真や、作業中の様子が実際の写真である場合、信頼できる業者といえますよ。
ネットの口コミが悪い・ステマ
口コミサイトやSNSで悪い評価が多い業者は、信頼できない可能性が高いです。特に、料金トラブルや作業の質に関する悪評は要注意です。
またあまりに評判がよすぎる業者にも気をつけましょう。これはステマ(ステルスマーケティング)の可能性があります。
あまりにも良い口コミばかりで、内容が不自然に思える場合、業者がステマを行っている可能性があります。信頼できる口コミサイトや第三者の評価を参考にしましょう。
信頼できるなんでも屋の特徴
なんでも屋はやばいだけでなく、しっかりと選べば生活の心強い味方となります。ここでは信頼できるなんでも屋の特徴について見ていきましょう。
見積もりが明瞭
信頼できる何でも屋は、料金体系が明確であり、見積もりが分かりやすいのが特徴です。見積もりを確認する際は、作業内容ごとに具体的な料金が提示され、追加料金の有無やその条件がハッキリを書かれているかを確認しましょう。
また口頭だけでなく、書面で見積もりを作ってもらえば、料金に関するトラブルを避けられます。
会社情報・固定電話連絡先が書かれている
信頼できる業者は、会社の情報をしっかりと公開しています。特に会社の所在地や設立年、代表者名などがはっきりと記載されているかを確認しましょう。
これにより、業者の存在を確認できます。また固定電話番号が記載されていることで、業者の実在性と信頼性がより高まりまるでしょう。固定電話は、身元がはっきりしていないと引けません。必ず確認しておきましょう。
実際の事例が紹介されている
信頼できる何でも屋は、自身の実績をわかりやすく公開しています。ホームページやチラシで過去の作業事例や依頼内容を具体的に紹介しており、サービス内容が分かりやすく書かれているか確認しましょう。
特に作業のビフォーアフターの写真や、顧客の声を掲載していることで、実際の仕事ぶりが確認できます。
礼儀正しく服装も清潔感がある
見積もり時にスタッフが、清潔感のある服装をしているかもチェックしておきましょう。スタッフの服装が清潔であることは、プロ意識の現れです。逆に身だしなみがしっかりしていない業者は、社内教育が行き届いていない可能性があります。不安を感じたら、断っても問題ありません。
ネットの口コミが良い
インターネット上の口コミは、業者の評判を知るための重要なポイントです。特に口コミサイトやSNSでの評価が高く、実際に利用した人々からの良い評判が多い業者は信頼できます。
コメントを見る際は、単に「良い」とだけではなく、具体的なエピソードやサービスに対する肯定的な内容が書かれているかもチェックしておきましょう。信頼できる業者を選ぶことで、トラブルを避け、安心してサービスを利用することができます。
信頼できるなんでも屋ならお助けマスター
怪しい便利屋は後をたたないため、業者選びは慎重に行う必要があります。少しでも不安を感じたら、依頼を見送るのがよいでしょう。
もし緊急で解決しなければならない問題があったり、誰にも相談できずに困っている場合は、「便利屋お助けマスター」にご相談ください。
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