猫のペットシッターの料金相場は?お世話代行サービスの内容と注意点も解説

「猫のペットシッター料金はいくらくらいかかるの?」「信頼できるペットシッターの選び方がわからない」などと悩んでいませんか?

猫のペットシッターの基本料金は30分3,000円〜4,000円が一般的な相場です。信頼できるペットシッターを選ぶためには、料金だけでなく資格保有状況や実績、サービス内容をしっかり確認することが大切です。

この記事でわかること

・猫のペットシッターの料金相場
猫のペットシッターの基本料金は30分3,000円〜4,000円が一般的な相場です。初回登録料や交通費が別途必要です。

・信頼できるペットシッターの選び方
料金だけでなく、資格保有状況や実績、サービス内容をしっかり確認することが大切です。

・ペットシッターに依頼する際の注意点
複数社への見積もり依頼や、愛猫との相性確認、トラブル対応方法の確認などが重要です。

今回は猫のペットシッターの料金相場やサービス内容、選び方のポイントについて解説。留守中に猫のお世話を安心して任せたい方は、参考にしてください。

猫のペットシッターのサービス内容とは?

ペットシッターは飼い主が不在時の猫の健康と快適な生活を維持するための総合的なケアを提供します。具体的なサービス内容をまとめると、以下のとおりです。

  • ご飯とお水の用意・片付け
  • トイレ・ハウスのお掃除
  • コーミングやブラッシング
  • 猫と室内で遊ぶ
  • 猫の状況を報告してくれる

詳しく解説します。

ご飯とお水の用意・片付け

猫の食事管理は健康維持の要となるため、飼い主から指示された量と時間を厳密に守ってフードを提供します。新鮮な水の補給と食器の洗浄も毎回実施し、衛生的な食事環境を整えます。

特別なフードの保管方法や投薬が必要な場合も、飼い主の指示に従って確実に実施可能です。食事量や水分摂取量の記録を取り、体調管理の参考データとして活用します。

また、食欲不振や異常な食行動がないかも注意深く観察を行います。

トイレ・ハウスのお掃除

猫のトイレ掃除は1日2回以上実施し、常に清潔な状態を保ちます。猫砂の補充や交換も適切なタイミングで行い、トイレ周りの掃除も徹底的に行います。

猫の排泄物の状態確認により、体調変化の早期発見にも役立てるでしょう。トイレの場所や猫砂の種類は猫のストレスを考慮して、普段使用しているものを継続して使用します。

また、トイレ周辺の床や壁の汚れも丁寧に清掃します。

コーミングやブラッシング

ブラッシングは猫の毛並みを整えるだけでなく、皮膚の状態確認や抜け毛の処理にも重要です。猫の性格や好みに合わせて5分から10分程度のグルーミングを行います。

季節に応じたブラシの使い分けや、デリケートな部分への配慮も欠かしません。ブラッシング中は皮膚の異常や外傷がないかも確認し、健康状態のチェックも同時に行います。

また、グルーミング時の猫の反応から、ストレスレベルや体調の変化も察知します。

猫と室内で遊ぶ

猫との遊び時間は運動不足解消とストレス発散に重要です。猫じゃらしやボールなど、猫の好みのおもちゃを使用して15分程度の適度な運動を促します。

遊び方は猫の年齢や性格に合わせて調整し、過度な興奮を避けます。遊び道具は衛生面を考慮して定期的に消毒や交換を行い、安全な遊び環境を維持することが可能です。

また、遊び中の様子から運動量や活力レベルを観察し、体調管理の参考にしますよ。

猫の状況を報告してくれる

訪問時の様子は、写真や動画を含む詳細なレポートで報告してくれます。食欲や排泄、遊びの様子など、具体的な行動記録を残して飼い主に安心感を提供します。

体調の変化や気になる点があれば、すぐに飼い主に連絡する体制を整えているのです。報告内容は専用のアプリやメールで送信され、時系列で記録が残るため、猫の状態変化を長期的に把握できます。

また、次回の訪問に向けての提案や改善点なども含めた報告を行います。

猫のお世話をペットシッターを依頼する料金相場

猫のペットシッター料金は状況別で異なります。猫のお世話をペットシッターを依頼する料金相場を、時間別・延長料金別で以下でまとめていきます。

時間別の料金相場表

猫のペットシッター料金相場は以下の通りです。

時間基本料金(2匹まで)3匹目以降の追加料金/1匹
15分1,850円〜2,100円500円〜550円
30分2,300円〜2,700円500円〜850円
45分2,800円〜3,960円550円〜800円
60分3,000円〜3,300円550円〜800円

料金は基本的に2匹までが基本料金となり、3匹目からは追加料金が発生します。多くの事業者では、2匹までは同一料金で対応しています。

丸1日

猫のペットシッター1日のプラン料金は以下の通りです。料金は基本的に2匹までが基本料金となります。

サービス内容料金(税込)
朝・昼・夕3回訪問15,000円~18,000円
追加訪問(1回)4,000円~5,000円
2匹目からの追加料金1,000円~/匹

1日のケアでは、朝・昼・夕の3回訪問が標準的なプランです。各回45分程度の訪問で、食事、トイレ掃除、遊び時間が含まれます。

繁忙期(年末年始・GW・お盆)は、20%~30%の割増料金が発生することが多いですよ。

泊まり込み

猫のペットシッター泊まり込みサービスの料金は、以下の通りです。

期間料金(税込)
1泊2日25,000円~30,000円
2泊目以降(1泊あたり)20,000円~25,000円
延長料金(1時間)3,000円~4,000円

料金は基本的に2匹までが基本料金となります。泊まり込みサービスは夕方18時から翌朝9時までを基本時間とし、夜間の見守りと朝夕の食事提供が含まれます。

連泊の場合は2泊目以降に割引料金が適用され、より経済的です。

延長料金の相場

猫のペットシッター延長料金の相場は以下の通りです。基本料金に加えて、延長時間に応じた追加料金が発生します。

延長時間延長料金(税込)
15分500円〜800円
30分800円〜1,600円
45分1,200円〜2,400円
60分1,600円〜3,200円

予定時間を超過した場合の延長料金は、15分単位で計算され、15分あたり料金が加算されます。事前に延長を申請する場合は、通常料金の30分コース料金が適用されます。

利用者の安全を考慮し、深夜1時以降の延長は原則として受け付けていません。

交通費・出張費

猫のペットシッター利用時の交通費・出張費は、以下の通りです。

訪問距離交通費・出張費(税込)
2km未満200円〜500円
2km〜5km300円〜800円
5km〜10km500円〜1,200円
10km以上1kmごとに50円〜100円追加

交通費は、事業所から利用者宅までの距離に応じて設定されています。

遠方への出張費用は、距離に応じて段階的に加算され、15km以上の場合は基本料金に2,000円〜3,000円が追加されます。事前に見積もりを提示し、利用者の同意を得てから対応しましょう。

多頭飼いの追加料金

猫の多頭飼いの場合のペットシッター追加料金の相場は以下の通りです。

猫の頭数基本料金(60分)追加料金
2匹まで2,800円〜3,300円なし
3匹目+500円〜850円
4匹目以降+500円〜850円/1匹

2匹までは基本料金内で対応し、3匹目からは1匹につき500円〜850円の追加料金が発生します。複数の猫の世話には追加の時間と労力が必要です。

6匹以上の場合は2名体制での対応となり、料金は基本料金の2倍になることも多いため注意が必要です。

オプションサービス

猫のペットシッターのオプションサービス料金は、以下の通りです。

オプションサービス料金(税込)
投薬管理300円〜660円/回
爪切り・耳掃除660円〜1,100円/回
簡単な家事代行1,100円〜1,500円/15分
買い物代行1,100円〜1,500円/回
病院受診代行3,850円/60分

基本サービス以外のオプションメニューは、爪切りやシャンプー、ブラッシングなどが用意されています。サービス内容と料金は事業者によって異なるため、事前に確認しましょう。

キャンセル料金

猫のペットシッターのキャンセル料金は、キャンセル時期によって段階的に設定されています。以下が一般的な相場です。

キャンセル時期キャンセル料(予約料金に対して)
7日前まで0円
3日前〜2日前20%〜50%
前日50%〜80%
当日100%

前日キャンセルは基本料金の50%〜80%、直前キャンセルは100%が請求されます。台風などの天災による中止は、キャンセル料金が発生しません。 

予約変更は3日前までであれば無料で対応し、2日前からは変更手数料としてが発生します。

長期予約の場合は、14日前までのキャンセルで料金は発生しませんよ。

ペットシッターに猫のお世話を頼む時の注意点

ペットシッターへの依頼は、事前の入念な確認が必須です。ペットシッターに猫のお世話を頼む時は、以下の点に注意しましょう。

  • 問い合わせ・見積もりは複数社にて行う
  • 「料金が安い」だけで選ぶのは危険
  • 愛猫とペットシッターの相性が合うか確認できるか聞いてみる
  • 猫の性格や習慣な情報を細かく事前に伝える
  • 有資格者かどうか
  • 破損やケガがあった場合のトラブル対応方法を確認する
  • 部屋や貴重品を置きっぱなしにしない
  • 依頼先の事業者情報を細かく確認する
  • 猫の世話の実績が豊富にあるか確認する

詳しく解説します。

問い合わせ・見積もりは複数社にて行う

信頼できるペットシッターを選ぶために、3社以上への問い合わせを推奨します。料金体系・サービス内容・対応の丁寧さを比較することで、適切な判断が可能です。

見積もり時には基本料金だけでなく、早朝・夜間の追加料金や繁忙期料金、キャンセル規定まで細かく確認しましょう。特に年末年始やGWは、20%〜30%の割増料金が発生する場合があります。

各社の見積もり内容を比較する際は、提供されるサービスの質や範囲を詳細に確認することが大切です。また、長期利用時の割引制度や、定期利用特典などの経済的なメリットについても確認を行いましょう。

「料金が安い」だけで選ぶのは危険

ペットシッターの選定で重要なのは、料金の安さではなく信頼性です。相場より30%以上安い場合は、サービスの質や保険加入状況を慎重に確認する必要があります。

信頼できるペットシッターは、契約書や利用規約が整備され、緊急時の対応マニュアルが明確です。実績のある事業者は、スタッフの経験年数や資格保有状況を開示しており、過去の事故対応実績やトラブル解決方法について具体的な説明が可能です。

動物看護師や認定トリマーなどの有資格者が在籍していることも、サービスの質を判断する重要な指標となりますね。

愛猫とペットシッターの相性が合うか確認できるか聞いてみる

事前面談では、猫とシッターの相性確認が最重要です。15分から30分程度の触れ合い時間を設け、猫の反応を観察します。

シッターが猫の警戒サインを理解し、適切な距離感を保てるかを確認しましょう。初回は60分のシッティング時間を設定し、猫が慣れる時間を十分に確保することがおすすめです。

事前面談時には、シッターの猫に対する理解度や接し方の技術を評価することが重要です。特に多頭飼育の場合は、複数の猫の性格や相性を理解し、適切な対応ができるかどうかを確認します。

また、シッターの過去の経験談や、似たような性格の猫への対応実績についても詳しく聞くと良いでしょう。

猫の性格や習慣な情報を細かく事前に伝える

猫の日常生活における詳細な情報共有は、ペットシッターとの信頼関係構築に不可欠です。食事の好みやトイレの場所、普段の遊び方など、具体的な生活習慣を文書で伝えます。

警戒心が強い猫や人見知りの猫の場合は、シッターへの慣れるまでの時間を考慮し、15分から30分程度の短時間での顔合わせから始めることを推奨します。飼い主とシッター間での情報共有ノートを作成し、猫の行動パターンや健康状態の変化を記録することで、より適切なケアが可能です。

持病がある場合は、かかりつけ獣医師の連絡先や投薬スケジュール、過去の病歴などを詳細に記録した医療情報シートを準備しましょう。

猫の好きな撫で方や触られるのを嫌がる部位についても具体的に説明し、ストレスなくケアを受けられる環境を整えることが大切ですね。

有資格者かどうか

信頼できるペットシッターは、動物取扱の資格を保有しています。認定ペットシッターや動物看護師などの資格保有状況を確認し、実務経験が6ヶ月以上あることを確認しましょう。

資格保有者は緊急時の対応や動物の健康管理に関する専門知識を持っているため、安心してケアを任せられます。特に投薬管理や高齢猫のケアが必要な場合は、資格の種類と取得時期を具体的に確認することが重要です。

定期的な研修受講歴や資格の更新状況についても確認が必要です。また、動物取扱の専門資格に加えて救急対応資格を持っているかどうかも、重要な判断基準となります。

破損やケガがあった場合のトラブル対応方法を確認する

事前に保険の適用範囲と補償内容を確認し、文書での取り決めが必要です。猫のケガや物損事故の際の対応手順、提携動物病院の情報を共有します。

緊急時の判断基準と連絡方法を明確にし、飼い主不在時の決定権限についても事前に取り決めておきます。保険適用外の事故に備え、追加の補償オプションについて確認することで、万が一の事態に備えることが可能です。

部屋や貴重品を置きっぱなしにしない

シッター訪問前に貴重品は必ず金庫や鍵付きの引き出しに保管します。現金・宝飾品・重要書類は施錠可能な場所に収納し、必要のない部屋は立ち入り禁止にしましょう。

防犯カメラの設置や訪問記録の保管により、トラブルを未然に防ぐことが可能です。シッターの活動範囲を明確に定め、必要最小限の空間での作業となるよう事前に取り決めを行えば、安全な環境を整えられます。

家の鍵の受け渡し方法と保管方法についても明確なルールを設定します。防犯システムがある場合は、シッターに必要最小限のアクセス権限のみを付与し、訪問記録と合わせて定期的な確認を行うのがおすすめです。

依頼先の事業者情報を細かく確認する

信頼できるペットシッター事業者は、動物取扱責任者の氏名と登録番号を公開しています。会社の設立年数が3年以上で、事務所の所在地が明確であることを確認しましょう。

保険加入状況や緊急時の対応体制を確認し、契約書や利用規約の内容を精査することが重要です。特に損害賠償保険の補償内容や、スタッフの研修体制について具体的な説明を求めます。

事業者の経営状態や顧客対応の質を確認するため、第三者機関による評価や認証の有無を確認します。また、地域の動物愛護団体や獣医師会との連携状況も、事業者の信頼性を判断する重要な指標です。

事業者の公式サイトやSNSでの情報発信頻度や内容から、サービスの質を判断できますよ。

猫の世話の実績が豊富にあるか確認する

優良なペットシッターは、猫専門の実績を最低でも50件以上保有しています。過去の対応事例やカスタマーレビューを確認し、多様な猫の性格や年齢に対応できる経験があるかを判断しましょう。

特に、高齢猫や持病持ちの猫への対応実績は重要な判断材料です。実績を裏付ける写真や動画、顧客からの評価を確認し、具体的な対応方法や問題解決能力を評価できます。

シッターの個人実績に加えて、事業者全体での猫専門のケース対応数や、トラブル解決事例の詳細についても確認が必要です。また、地域での評判や、リピート率などの具体的な数値データも、サービスの質を判断する上で重要な情報となります。

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猫のペットシッターの基本料金は30分3,000円〜4,000円が一般的な相場です。信頼できるペットシッターを選ぶためには、料金だけでなく、資格保有状況や実績、サービス内容をしっかり確認することが大切です。

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