「雨樋の修理は自分でできる?」「DIYで修理する際の注意点や必要な道具は?」などと悩んでいませんか?
手の届く範囲の軽微な破損であれば、適切な道具と手順を守ることでDIY修理が可能です。高所作業や大きな破損の場合は無理せず業者に依頼するのが安全です。
この記事でわかること
・雨樋修理は状態により自分でもできる
雨樋の軽度な損傷はDIY修理が可能です。ひび幅3mm未満の亀裂や部分的な外れは、市販の補修材で対処できます。
・雨樋の破損や劣化の原因
落ち葉やゴミのつまり、経年劣化による交換時期、自然災害による破損、施工不良などが主な原因です。これらを把握して適切な対処法を選びましょう。
・雨樋修理を業者に依頼すべきケース
詰まりや破損がひどい場合、高所作業が必要な場合、保険が適用できる場合などは、安全のために専門業者への依頼を検討してください。
今回は雨樋の自己修理の方法や業者依頼の目安について解説します。雨樋トラブルにお悩みの方や、予防的なメンテナンスをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
雨樋修理は状態により自分でもできる

雨樋の軽度な損傷はDIY修理が可能です。ひび幅3mm未満の亀裂や部分的な外れは、市販の補修材で対処できます。
例えば、アルミテープを使った継ぎ目補強は1時間以内に完了する作業ですが、2階以上の高所作業や大規模な破損には専門業者の介入が必要です。DIYでの修理は費用を5,000円以下に抑えられる一方で、転落事故などのリスクも伴います。
作業前には必ず作業範囲と危険度を確認し、無理を感じた場合は業者への相談を優先しましょう。
雨樋の破損や劣化の原因

雨樋の破損や劣化の原因をまとめると以下の通りです。
- 落ち葉やゴミのつまり
- 経年劣化のため交換時期
- 自然災害による破損
- 施工不良・手抜き
詳しく解説します。
落ち葉やゴミのつまり
年間500g以上の落葉堆積で排水機能が低下します。特に松葉や銀杏の実は詰まりの主原因で、3ヶ月放置すると樋内部に腐食を発生させます。
定期的なネットカバーの設置と月1回の点検で、80%のトラブルを予防可能です。詰まりが進行した場合は、高圧洗浄機ではなく手作業での除去が安全です。
詰まりを放置すると雨水があふれ、外壁や基礎部分の劣化につながります。落ち葉の多い立地では秋に重点的な掃除が必要となります。
経年劣化のため交換時期
アルミ製雨樋の耐用年数は20年、塩ビ製は15年が目安です。紫外線による劣化が進むと、樋内部にひび割れが3cm間隔で発生します。
メーカー保証期間を過ぎた製品は、部分修理より全体交換が経済的です。交換時期の判断には、樋の色褪せや変形の有無を確認しましょう。
経年劣化を放置すると、雨漏りや外壁のカビ発生リスクが高まります。
定期的な点検と記録が交換時期の見極めに役立ちますよ。
自然災害による破損
風速が強い台風では樋の接合部が損傷し、塩ビ製樋に穴が開くリスクが高まります。
災害後の応急処置では、防水シートと結束バンドを使った簡易補修が有効です。保険適用を検討する際は、破損状況を360度カメラで記録します。
自然災害後は早めに点検し、被害の拡大を防ぐ対応が重要です。災害時の修理は専門業者の迅速な対応が安心につながります。
施工不良・手抜き
金具の間隔が1mを超える施工では、ある程度の期間が経つとゆがみが生じます。勾配角度が0.5%未満の場合、雨水が逆流する可能性があるのです。
DIY修正可能な不具合として、緩んだネジの締め直しやパッキン交換が挙げられます。構造的な問題がある場合は、建築士の診断を受ける必要があります。
施工不良を見逃すと、雨樋全体の寿命が短くなります。新築やリフォーム時は信頼できる施工業者を選ぶことが大切です。
自分で(DIY)雨樋を修理する方法

DIYで雨樋修理を行う場合、損傷箇所や作業範囲を見極めて安全に作業することが重要です。市販の補修材や簡易工具を使えば、ひび割れや小さな穴の補修が自宅で可能です。
自分で(DIY)雨樋を修理する際の方法を以下にまとめました。
- 継ぎ目の割れ修理
- 部分的な破損の修理
- 雨樋の掃除方法
詳しく解説します。
継ぎ目の割れ修理
雨樋の継ぎ目に生じた割れには、専用のコーキング材や防水テープを使用して補修する方法が効果的です。割れ目の周囲をしっかり清掃し、乾燥させてから補修材を使うことで密着性が向上します。
具体的には、幅の小さい割れであればコーキングガンと防水テープで十分対応することが可能です。補修後は水を流して漏れがないか確認し、必要に応じて再度補修を行います。
作業時にはゴム手袋やマスクを着用し、健康被害を防ぐことも重要です。雨天や湿度が高い日は補修材の乾燥が遅れるため、天候にも注意します。
部分的な破損の修理
部分的な破損には、破損部分を切り取り新しい部品に交換する方法が適しています。市販のパーツやジョイントを使えば、特定の箇所だけを効率的に修理できます。
例えば、樋の一部が割れている場合は、ホームセンターで同型の部品を購入し、既存の金具に取り付け直すことが可能です。補修後は固定状態や勾配を確認し、雨水の流れが正常か点検します。
作業前に周囲の安全を確保し、必要に応じて脚立やサポートを用意します。
交換した部品の耐用年数や保証期間も確認しておくと安心ですよ。
雨樋の掃除方法
雨樋の掃除は安全な足場を確保し、手作業で落ち葉やゴミを取り除く方法が最も確実です。ゴミ詰まりを放置すると排水不良や雨漏りの原因になるため、定期的な清掃が必要です。
具体的には、手袋とスコップを使い、樋内部のゴミを取り除き、最後に水を流して詰まりがないか確認します。落ち葉が多い地域では、ネットカバーの設置や月1回の点検が効果的です。
高所作業時は必ず2人以上で作業し、転落防止のため安全帯を利用します。掃除後は排水口周辺も確認し、流れがスムーズかチェックします。
雨樋を自分で点検ポイント

雨樋の点検では、目視で破損や詰まりを確認し、早期発見と早期対応を重視する姿勢が重要です。破損や変形を放置すると、雨漏りや外壁の劣化といった二次被害につながるため、定期的な点検が必要です。
雨樋のメンテナンス周期とは
雨樋のメンテナンス周期は、年2回の定期点検と必要に応じた清掃や補修を組み合わせる方法が効果的です。落ち葉の多い秋や梅雨前の春に点検を行えば、詰まりや劣化の早期発見につながります。
例えば、春にはゴミや砂埃の除去、秋には落ち葉や枝の掃除を実施することで、排水機能を維持できます。定期的なメンテナンスを継続すると、雨樋の寿命を最大20年まで延ばせるため、長期的なコスト削減につながるでしょう。
雨樋修理・交換を自分でやる手順

雨樋の修理や交換を自分で行う場合、作業手順を正しく理解し計画的に進めることが重要です。安全対策と必要な道具の準備を徹底し、順序を守って作業すると失敗や事故のリスクを大きく減らせます。
雨樋修理・交換を自分でやる手順は以下の通りです。
- 商品選びと道具の準備
- 足場を設置する
- 既存の雨樋と金具の撤去
- 新しい金具の取り付け
- 軒樋の設置
- 縦樋の取り付け
詳しく解説します。
商品選びと道具の準備
雨樋の修理や交換では、適合する商品選びと道具の準備が仕上がりの良し悪しを左右します。サイズや材質を既存の雨樋と合わせることで、無理なく交換作業を進められるでしょう。
例えば、塩ビ製の雨樋には塩ビ専用の接着剤やカッター、金具の取り付けに必要なドライバーやスパナを用意します。事前に不足がないかチェックリストを作成し、必要な道具を揃えてから作業を始めると、途中で作業が中断するリスクを防げます。
作業前には部品の型番や長さを確認し、誤発注や買い直しを避けることが大切です。道具のメンテナンス状況も確認し、安全に作業できる状態を整えます。
足場を設置する
安全に作業を進めるためには、安定した足場の設置が不可欠です。脚立や作業台を使う場合、設置場所が平坦かどうかを確認し、転倒防止のため脚立の角度や滑り止めを調整します。
例えば、2階部分で作業する場合は、脚立の高さや安全帯の使用も検討します。足場の設置に不安がある場合は、専門業者に依頼することで事故のリスクを回避できるでしょう。
作業時は周囲に障害物がないか確認し、作業スペースを十分に確保します。
天候が悪い日は滑りやすくなるため、晴天時の作業を選択しましょう。
既存の雨樋と金具の撤去
古い雨樋や金具を撤去する際は、取り外す順番や固定方法を把握して慎重に作業します。無理に力を加えると外壁や屋根材を傷つける恐れがあるため、工具を使って丁寧に作業することが大切です。
例えば、ネジやボルトを外しながら、再利用できる部品は分けて保管します。撤去作業を丁寧に行うことで、新しい雨樋の取り付けがスムーズに進みます。
撤去した部品やゴミは分別して廃棄し、作業後は現場を清掃します。撤去時に見つかった劣化部分は、補修や補強の検討も必要です。
新しい金具の取り付け
新しい金具は、雨樋の重量や勾配を考慮して適切な間隔で取り付けることが必要です。金具の間隔が広すぎると雨樋がたわみやすくなり、排水機能が低下します。
例えば、1m間隔で金具を取り付け、水平器で勾配を確認しながら作業を進めます。正確な位置に金具を取り付けることで、雨樋全体の安定性と耐久性が向上するのです。
取り付け時にはビスの締め付け具合にも注意し、緩みやすい箇所は増し締めします。金具の種類や材質も確認し、耐久性の高いものを選択します。
軒樋の設置
軒樋の設置では、勾配を確保しながら金具にしっかり固定することが重要です。勾配が不十分だと雨水が流れず、溢れやすくなります。
例えば、軒樋の端から端まで1cm程度の高低差をつけて取り付けると、排水がスムーズです。設置後は水を流して流れを確認し、必要に応じて微調整を行います。
樋の接合部には防水テープやシール材を使用し、漏水を防ぎます。設置後は全体の水平や固定状態を再確認し、不具合がないか点検しましょう。
縦樋の取り付け
縦樋は、軒樋からの雨水を確実に地面や排水口へ導くために正しい位置に取り付ける必要があります。取り付け位置がずれると水漏れや排水不良の原因となるのです。
例えば、接続部に専用のパッキンやシール材を使い、しっかりと密着させます。取り付け後は水を流して漏れや詰まりがないか確認し、問題があれば再度調整します。
縦樋の固定金具は適切な間隔で取り付け、強風時の揺れを防ぎましょう。
排水口や地面との接続部分も点検し、流れに障害がないか確認しましょう。
雨樋修理を業者に依頼すべきケース

雨樋の修理を業者に依頼するべき場面を以下にまとめました。
- 詰まりや破損状態がひどい
- 高い場所で作業しないとならない場合
- 自然災害で破損して保険が使える場合
- 道具を揃えるのが難しい
詳しく解説します。
詰まりや破損状態がひどい
詰まりや破損が広範囲に及ぶ場合は、専門業者の技術と機材が必要です。自力での清掃や補修では対応しきれないほどゴミが詰まっていたり、樋が大きく変形している場合、作業の難易度が上がります。
例えば、複数箇所で水漏れが発生している場合や、金具ごと外れている場合は業者の対応が適切です。業者は専用の高圧洗浄機や交換部品を使い、短時間で元の状態に戻します。
詰まりの原因が排水管の奥にある場合、カメラ調査や特殊工具の使用が必要です。自力で無理に対応を続けると、さらに破損が広がるリスクも高まります。
高い場所で作業しないとならない場合
2階以上の高所や傾斜の強い屋根での作業は、転落事故のリスクが高いです。安全帯や足場の設置が必要な場合、自力での作業は大きな危険を伴います。
例えば、3階建て住宅の屋根やマンションの雨樋修理は、専門業者の経験と装備が安全確保に直結します。業者に依頼すれば、専門の安全対策を講じた上で作業が進み、事故を未然に防げるでしょう。
高所作業では天候や風の強さにも注意が必要です。無理な作業は重大な事故につながるため、専門家の判断を優先します。
自然災害で破損して保険が使える場合
台風や大雪などの自然災害で雨樋が破損した場合、火災保険や住宅総合保険の対象になることがあります。保険申請には、被害状況の正確な記録や見積書の提出が求められるのです。
例えば、強風で樋が外れた場合や雹で穴が開いた場合は、業者が写真撮影や書類作成をサポートします。保険を活用することで、自己負担を抑えつつ適切な修理ができます。
保険申請の際は、損傷箇所のビフォーアフター写真を残すと審査がスムーズです。保険の適用範囲や免責金額も事前に確認しておくと安心です。
道具を揃えるのが難しい
雨樋修理には、専用の工具や部品が必要な場合が多いです。DIY初心者や工具を持っていない場合、全てを揃えると費用が高額になることもあります。
例えば、専用の脚立や高所作業用の安全帯、特殊なジョイント部品などはホームセンターでの入手が難しい場合があります。業者に依頼すれば、必要な道具や部品を持参してくれるため、手間やコストを削減できるでしょう。
工具のレンタルサービスを利用する方法もありますが、使い方に不安がある場合は専門業者の利用が安全です。
工具の選定ミスや不慣れな作業は、仕上がりや安全性に大きく影響しますよ。
雨樋修理を業者に依頼した場合の費用相場

雨樋修理を業者に依頼する場合の費用は、修理内容や規模によって異なります。以下の表に代表的な費用相場をまとめました。
修理・交換内容 | 費用相場 | 備考・詳細 |
---|---|---|
部分的な修理(1か所) | 8,000円~30,000円 | 破損部位や規模により変動。高所・足場設置で高額化 |
部分的な修理(1m単位) | 3,000円~10,000円 | 継ぎ手や金具など小規模な部分修理 |
雨樋清掃 | 10,000円~30,000円 | 長さや詰まりの程度で変動 |
足場不要の部分修理 | 10,000円~100,000円 | 低所や1階部分など足場不要の場合 |
足場が必要な部分修理 | 60,000円~300,000円 | 2階以上や大規模修理の場合 |
雨樋全体交換(20~40m想定) | 200,000円~700,000円 | 材質・長さ・足場設置費用含む |
雨樋交換(1m単位) | 1,820円~10,000円 | 材質や地域により差あり |
仮設足場設置(全体交換時) | 100,000円~150,000円 | 足場設置が必要な場合は別途加算 |
既存雨樋撤去・処分 | 10,000円~20,000円 | 全体交換時などで発生 |
部分的な補修であれば1万円〜3万円程度、全体交換の場合は10万円〜30万円が目安となります。費用には出張費や部品代が含まれるため、事前に見積もりを取り比較検討することが重要です。
また、自然災害などで破損した場合は火災保険が適用できる場合もありますので、保険内容も事前に確認しましょう。
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手の届く範囲の軽微な破損であれば、適切な道具と手順を守ることでDIY修理が可能です。高所作業や大きな破損の場合は無理せず業者に依頼するのが安全です。
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