「もしかして自分の家、ゴミ屋敷かも…」と心配になっていませんか?
ゴミ屋敷の怖いところは、汚れに慣れてしまうことです。
気づかないうちに、ごみ屋敷が当たり前の家に住んでいるかもしれません。今こそ冷静に、自分の部屋の状態を確認してみましょう。
この記事でわかること
・ゴミ屋敷のレベル
ゴミ屋敷には状態によって1~5までのレベルがあります。一般的に3以上の場合、業者に依頼するとよいと言われています。
・ゴミ屋敷の片付け費用相場
費用は部屋の広さ、状態によって違いますが5万円~70万円以上が相場です。
・ゴミ屋敷にリバウンドしないポイント
定期的に便利屋に依頼する、物を置く場所を決める。保留にしたものは1ヶ月以内に処分する、買う時は捨てる時のことも考えるという4つのポイントに留意しましょう。
この記事では、自宅がゴミ屋敷になっていないか、段階ごとにチェックしながら判断していきます。
今、自分の家の汚れ具合をしっかりと把握し、レベルに応じた片付けを始めましょう。
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目次
ゴミ屋敷片付け・掃除は業者依頼が早い(メリットも紹介)
ゴミ屋敷の片付けは、自力で行うことができる場合もありますが、かなりの時間と労力がかかるケースが多いです。
そのため自力での対応が難しいと感じたら、専門業者への依頼を検討しましょう。主なメリットは以下の通りです。
- 即日~2日で片づけが完了する
- ゴミの分別・回収処分も全て即日やってくれる
- 水回りが使えない場合でも掃除・片付けしてくれる
- 害虫・害獣の駆除もやってくれる
- 仕上げの消毒やハウスクリーニングもやってくれる
業者に依頼することで得られるメリットは、ただ片付けが早いだけではありません。分別から処分・清掃、さらには害虫駆除や消毒まで一括で対応してくれるため、体力や精神面に自信がない人も安心です。
ここではゴミ屋敷の片付けを業者に依頼することの具体的なメリットについて見ていきましょう。
即日~2日で片づけが完了する
ゴミ屋敷の片付けを自力で行う場合、状態によっては数週間、またはそれ以上の時間がかかるケース珍しくありません。
しかし業者に依頼すると、即日対応が可能な場合も多く、長くても2日以内で片付けが完了します。
ゴミ屋敷が原因で近隣とのトラブルが発生していたり、早急な片付けが必要な場合に便利でしょう。
また業者は十分な人員と機材を持っているため、状態のひどいゴミ屋敷でも確実に片付きます。
自力で片付ける場合、体力や時間に限界があるため、ゴミ屋敷の片付けを完了させるまでに長期間かかってしまうかもしれません。
プロに依頼すれば、自分の手を煩わせることなく、短期間でスッキリとした空間を取り戻せるでしょう。
ゴミの分別・回収処分も全て即日やってくれる
ゴミ屋敷にはさまざまな種類のゴミが混ざっており、分別する作業が非常に手間取る可能性があります。
たとえば可燃ゴミや不燃ゴミ・資源ゴミ・粗大ゴミなど、それぞれの処分方法や回収のタイミングが異なるため、自力で行うのは大変です。
しかし業者に依頼すれば、ゴミの分別から回収、さらに処分まで全てを即日で対応可能。作業の手間が大幅に省けるでしょう。
また自治体のルールに従って処分をしてくれるため、不法投棄の心配も不要です。個人で処理する場合、ゴミの種類によっては特別な許可や手続きが必要な場合もありますが、業者に依頼すれは全て不要。面倒な手続も必要ないため、片付けがスムーズに行えるのです。
水回りが使えない場合でも掃除・片付けしてくれる
ゴミ屋敷になると、キッチンやトイレ、浴室などの水回りが使えなくなる状況も少なくありません。ひどい状態だと排水が詰まっていたり、長期間の放置によりカビや汚れがこびりついているケースもあります。
排水溝のひどいつまりは個人での掃除や修理が難しく、衛生面にも様々な影響をもたらします。
しかし業者なら専門の清掃技術や道具を持っているため、水回りが使えなくなった状態でも、徹底的に清掃や修復が可能です。
専門業者に依頼すれば、台所や浴室・トイレなどの水回りが再び使用できるようになり、日常生活を取り戻すことができるでしょう。
また業者は水回りの特殊な掃除にも対応しているため、排水管の清掃や詰まりの解消だけでなく、カビ除去なども行えます。
プロの手による徹底した清掃によって、長期間放置された汚れや菌が取り除かれ、生活できる状態にまで復活するでしょう。
害虫・害獣の駆除もやってくれる
ゴミ屋敷には、食べ残しや食品の包装などが放置されているため、ゴキブリやネズミなどの害虫や害獣が発生しやすい状態になっています。
害虫・害獣は、衛生的な問題だけでなく、健康被害を引き起こす可能性もあるため、早急な駆除が必須。しかし、個人で害虫や害獣を完全に駆除するのは難しいケースも多いでしょう。
業者に依頼すれば、徹底した害虫・害獣駆除が可能です。業者は専門の薬剤や装備を使用し、駆除だけでなく、発生源を特定して再発防止のための対策も施してくれます。
またネズミの侵入経路の封鎖や、ゴキブリの発生源を断つための清掃や消毒も可能。害虫・害獣のリスクが大幅に減るでしょう。清潔で健康的な住環境を取り戻したい人におすすめです。
仕上げの消毒やハウスクリーニングもやってくれる
ゴミ屋敷の片付けが完了した後も、家の中には長期間のゴミによる汚れや菌が残っている可能性があります。放置すると、再び不衛生な環境になりかねません。
そのため業者によっては仕上げとして家全体の消毒やハウスクリーニングが可能です。消毒作業をすればゴミ屋敷特有の悪臭やカビ、細菌なども除去され、部屋全体をキレイな状態にできます。
さらに床や壁、家具の隙間まで丁寧に掃除をしてもられば、家全体が新築のような清潔な状態に戻るでしょう。
特に、長期間にわたって使われていなかった部屋や水回りのクリーニングは、プロの技術が欠かせません。消毒作業に加えて、エアコンのフィルター掃除や換気口の清掃も行うと、空気もよくなります。
徹底した清掃と消毒により、ゴミ屋敷の片付けが完了した後も、安心して快適な生活を再開できるのです。
ゴミ屋敷片付け前にゴミ屋敷のレベルを知っておこう
ゴミ屋敷の片付けを行う前に、自分の家がどのレベルのゴミ屋敷に該当するのかを理解しましょう。
ゴミ屋敷には、さまざまな程度や状態があり、レベル応じた対処方法が必要です。ここでは分かりやすく5段階に分けて解説します。
- ゴミ屋敷レベル1:部屋全体にゴミが散らばっている(汚部屋)
- ゴミ屋敷レベル2:床が埋まりゴミを踏みながら歩く状態
- ゴミ屋敷レベル3:ゴミが膝・腰まで来ており悪臭がある状態
- ゴミ屋敷レベル4:ゴミ・不用品が天井まで来ている状態
- ゴミ屋敷レベル5:ゴミ・不用品が外まで出ている状態
ゴミ屋敷のレベルを正確に把握することで、適切な片付けの計画を立てることができ、必要な道具や人員の確保もスムーズに行えます。
ここではゴミ屋敷を5つのレベルごとに解説し、それぞれの状態に合わせた対処方法について紹介します。
ゴミ屋敷レベル1:部屋全体にゴミが散らばっている(汚部屋)
レベル1のゴミ屋敷は、以下の状態をいいます。
- 部屋全体にゴミが散らばっている程度
- 床が見えている
- 無視は発生していない
まだ軽度の状態であり、部屋全体にゴミが散らばっているものの、床が一部見えている状態です。このレベルは「汚部屋」と呼ばれ、ゴミの堆積が始まった段階といえます。
ゴミが散らかっているだけで、悪臭や害虫の発生は少なく、自力で片付けることも十分可能です。しかしゴミを放置しておくと次第に溜まっていき、ゴミ屋敷レベルが上がってしまうため、早めに対処しましょう。
レベル1の状態であれば、家族や友人の協力を得て片付けを進めるのがおすすめです。この段階でゴミを分別し、不要なものを捨てることで、比較的短時間で部屋を清潔な状態に戻せますよ。また業者に依頼する場合でも、作業時間が短く、費用も抑えられることが多いです。
ゴミ屋敷レベル2:床が埋まりゴミを踏みながら歩く状態
ゴミ屋敷レベル2は以下のような状態です。
- 部屋全体にゴミが散らばっているおり、足の踏み場がない
- 家具や家電が使えない
- ゴミの量が多い
レベル2になると、床がゴミで覆われ、部屋全体に散らばっているゴミを踏みながら歩かなければならない状態です。床がほとんど見えなくなり、家具や家電の使用が難しくなっているケースも。
ゴミの量が多く、片付けに時間がかかるため、自力での対応が難しくなってきます。ゴミを踏みながら生活することは衛生的にも良くなく、早急に対処する必要があります。
ゴミ屋敷がレベル2の段階では、業者に依頼することを検討しましょう。業者なら大量のゴミを効率的に片付け・分別して処分してくれます。
さらに悪臭や害虫が発生する前に清掃を進めることで、健康リスクを最小限に抑えられるでしょう。
個人で片付ける場合は、家族や友人の協力が不可欠であり、ゴミの分別や処分に多くの時間と労力を要することを覚悟しなければなりません。
ゴミ屋敷レベル3:ゴミが膝・腰まで来ており悪臭がある状態
ゴミ屋敷レベル3は以下の状態をいいます。
- 悪臭がある
- 害虫が発生している
- 部屋にカビが生えている
レベル3のゴミ屋敷では、ゴミが膝や腰の高さまで積み上がっており、部屋全体に悪臭が漂っている状態です。
この段階になると、食べ残しや飲み残しが腐敗し、カビや菌が繁殖している可能性が高いでしょう。
さらに害虫やネズミなどの害獣が発生していることも多く、健康に深刻な影響を与えるかもしれません。自力での片付けは非常に困難であり、業者に依頼するのがおすすめ。
業者なら、状況に合った道具を使用して迅速に片付けを進めます。またゴミの量が多いため、複数人での作業が必要となるでしょう。レベル3のゴミ屋敷は、健康被害が発生する前に早急な対応が必要です。
ゴミ屋敷レベル4:ゴミ・不用品が天井まで来ている状態
ゴミ屋敷レベル4は以下の状態をいいます。
- ゴミが天井まで積っている
- 生活ができないレベル
- 悪臭や害虫が発生している
- 住み続けると病気のリスクがある
レベル4のゴミ屋敷は、ゴミや不用品が天井まで達している状態です。部屋に入ること自体が難しく、生活スペースはほぼ完全に失われています。
ゴミの量が膨大で、悪臭や害虫の発生は避けられず衛生状態にも問題があるでしょう。もはや自力で片付けるのが不可能であり、業者に依頼することが唯一の解決策です。
業者なら大量のゴミの迅速に運び出しや、分別・処分を行ってくれます。また清掃作業も含め、家全体の消毒・消臭を行うと、元の生活空間を取り戻すことが可能です。
ただし作業には数日程度かかるケースが多く、業者の人員も増やして対応しなければなりません。片付け費用も高額になる傾向がありますが、健康や安全のためにはやむを得ないといえるでしょう。
ゴミ屋敷レベル5:ゴミ・不用品が外まで出ている状態
ゴミ屋敷レベル5は以下の状態をいいます。
- ゴミが屋外に溢れ出ている
- 悪臭や害虫が発生している
- 生活が不可能な状態
- 近隣からクレームがくる
レベル5は、最も深刻なゴミ屋敷の状態で、ゴミや不用品が部屋の外にまで溢れ出している状態です。場合によっては近隣住民からクレームが来るケースも。
悪臭や害虫が外部にまで広がっていることも多く、社会問題となることもあります。このレベルでは、生活そのものが成り立たなくなり、強制的な清掃が求められるかもしれません。
業者に依頼することで、ゴミの運搬から処分、さらに害虫駆除や消毒までを一括で行えます。業者ならどのような状態にも対応でき、部屋を元通りにしてくれるでしょう。
片付けには時間がかかりますが、専門業者のサポートによって、再び安心して生活できる環境になります。
ゴミ屋敷を放置しすぎると、費用も大きくなる可能性が高いですが、早急に対応するとさらなる被害を防げます。
ゴミ屋敷レベルが3以上なら片付けを業者に依頼しよう
ゴミ屋敷のレベルが3以上になると、自力での片付けは非常に困難です。理由はゴミが大量に溜まっているだけでなく、悪臭や害虫の発生、健康リスクが高まるため。
ここまでくるとプロの業者への依頼を検討しましょう。業者は様々なノウハウ持っているため、迅速に作業を進めてくれます。ごみ屋敷はレベルが上がるほどに費用もかさむのが一般的。早めの対処が大切です。
費用を抑えたいなら一部作業を便利屋に依頼するのもあり
ゴミ屋敷の片付けにおいて、費用が気になる方には、全ての作業を専門業者に依頼するのではなく、一部作業を便利屋に頼む方法がを検討しましょう。以下に便利屋のメリットとデメリットをまとめました。
便利屋のメリットとデメリット
メリット | デメリット |
比較的安価で利用できる | 作業範囲が限られている可能性がある |
柔軟な対応が可能 | 全体の片付けには不十分な場合がある |
やってほしい作業に限定して依頼できる | 大量のゴミや特殊な作業には対応できない場合がある |
自力作業と併用することでコスト削減が可能 | 事前の見積もりや相談が必要 |
短時間での力仕事や運び出しが得意 | 資格が必要な作業はできない |
地元のゴミ処理ルールに従った対応が可能 | 作業範囲外の業務には追加費用がかかる可能性がある |
便利屋は、大手の清掃業者よりも比較的安価で、柔軟な対応が魅力です。たとえばゴミの分別や運搬など、特定の作業のみを依頼し、簡単な作業は自力で行うと、費用を大幅に抑えられます。
便利屋は軽作業や力仕事に強く、短時間でのゴミの運び出しや、手が足りないときの手伝いなどに向いています。
例えば、大きな家具や家電の運び出しや、粗大ゴミの収集場所への移動などです。またゴミの分別が複雑な場合でも、便利屋は地元のゴミ処理ルールに従って迅速に対応できるため、自分で悩むことなく作業が進められます。
ただし便利屋を利用するなら、依頼する作業範囲を明確にしましょう。全体的な片付けの計画を立てた上で、何を便利屋に依頼するかを決めると、コストを抑えられるでしょう。
またゴミの量や作業内容によっては便利屋では対応しきれないケースもあるため、見積もりや相談をしっかり行うことが大切です。
ゴミ屋敷片付けの費用相場
ゴミ屋敷の片付け費用は、部屋の広さやゴミの量、そして依頼する業者によって大きく変わります。一般的な費用相場については以下の通りです。
間取り | ゴミの量 | 費用の目安 | 特徴 |
1DK | 膝から腰 | 5万円~10万円 | ゴミの量が比較的少なく、作業時間が短い。 |
1DK | 胸あたりから天井まで | 10万円~20万円 | ゴミの量が多く、分別や運搬に時間がかかる。消毒や害虫駆除が必要な場合も。 |
1LDK~2DK | 膝から腰 | 15万円~30万円 | 部屋が広く、ゴミの量も増加。複数スタッフでの作業が必要。 |
2LDK~3DK | 胸あたりから天井まで | 30万円~50万円 | 長時間作業が必要。害虫発生や悪臭の問題があり、追加の消毒費用もかかる。 |
3LDK・一軒家 | 膝から腰 | 40万円~60万円 | 家全体にゴミが広がり、数日間の作業が必要。粗大ゴミの処理費用も追加されることがある。 |
3LDK・一軒家 | 胸あたりから天井まで | 70万円以上 | 大量のゴミと清掃・消毒作業が必要。害虫駆除や腐敗物の処理で追加費用が発生することが多い。 |
1DKでゴミが膝から腰
1DKの間取りで、ゴミの量が膝から腰ほどの高さに達している場合、片付けにかかる費用はおおよそ5万円から10万円が相場です。
ゴミの量が比較的少なく、分別や搬出も容易なため、作業時間もそれほど長くはかかりません。小規模な作業なので、費用は抑えられる傾向があります。
1DKでゴミが胸あたりから天井まで
1DKでゴミが胸あたりから天井にまで達している場合、片付けの難易度が上がるため、費用は10万円から20万円が一般的です。
ゴミの量が多いため、分別や運搬に時間がかかり、搬出も複数回必要になることがあります。また害虫の発生や悪臭の問題も考えられるため、追加で消毒や害虫駆除の費用がかかる可能性があるため注意しましょう。
1LDK~2DKでゴミが膝から腰
1LDKから2DKの広さで、ゴミが膝から腰の高さに達している場合、費用は15万円から30万円程度です。
部屋が広い分、ゴミの量も増え、作業には複数のスタッフが必要になることがあるでしょう。家具や家電が多くなるため、搬出作業が複雑になることが予想されますが、膝から腰程度の高さであれば、作業は比較的スムーズに進みます。
2LDK~3DKでゴミが胸あたりから天井まで
2LDKから3DKの部屋で、ゴミが胸の高さから天井まで積もっている場合、片付けの費用は30万円から50万円に及ぶことがあります。
広い部屋に大量のゴミが詰まっているため、複数のスタッフでの長時間作業が必要となり、分別や運搬の手間がかかる恐れが。
さらに悪臭や害虫の発生が確実に問題となるため、追加の消毒費用や清掃費用がかかる場合もあります。
3LDK・一軒家でゴミが膝から腰
3LDKや一軒家で、ゴミが膝から腰の高さに達している場合、費用は40万円から60万円が一般的です。
家全体にゴミが広がっているため、作業には数日を要することが多く、搬出作業も複数回に分けて行われます。
さらに家具や家電の処分が必要な場合には、粗大ゴミの処理費用も追加されるため、予算に余裕を持って依頼することが求められます。
3LDK・一軒家でゴミが胸あたりから天井まで
3LDKや一軒家で、ゴミが胸の高さから天井まで積もっている状態では、片付けの費用は70万円以上になることも珍しくありません。
大量のゴミに加え、家全体の清掃や消毒作業が必要となり、費用が大幅に上がる要因となります。
特に、害虫駆除や腐敗物の処理が必要な場合は、追加費用が発生する可能性が高いため、事前に見積もりをしっかりと確認することが重要です。
ゴミ屋敷片付けで費用が相場より高くなるケース
ゴミ屋敷の片付け費用は、状況によっては相場よりも高額になることがあります。特に以下のようなケースでは追加費用が発生する可能性が高いです。
- 家電四品目や産業廃棄物など処分費がかかるケース
- 害虫駆除・腐敗物が多いケース
それぞれくわしく見ていきましょう。
家電四品目や産業廃棄物など処分費がかかるケース
冷蔵庫や洗濯機・エアコン・テレビなどの家電四品目は、通常のゴミとして捨てることができません。そのため処分する際には追加の費用がかかるため注意しましょう。
自治体によっては指定された業者に依頼する必要があり、処分費用はそれぞれ異なります。また産業廃棄物や特別な廃棄物が含まれている場合も、通常の片付け料金に加えて処理費用がかかるでしょう。
最初に提示された見積もりよりも費用が高くなる可能性があるため、事前に確認が必要です。
害虫駆除・腐敗物が多いケース
ゴミ屋敷が長期間放置されていた場合、食べ残しや生ゴミが腐敗し、ゴキブリやネズミなどの害虫が大量発生しているケースがよくあります。
そのため片付け作業だけでなく、害虫駆除や腐敗物の処理が必要となり、追加の費用が発生するかもしれません。
特に、ネズミやシロアリなどの害獣が家の構造にまで被害を及ぼしている場合は、修繕費用が必要になるでしょう。
また腐敗物の処理には特殊な清掃技術や消毒が必要であるため、費用が高額になる傾向があります。追加費用を避けるためには、ゴミ屋敷が悪化する前に早めに対処することが重要です。
自力でゴミ屋敷を掃除・片付けをする手順
ゴミ屋敷の片付けを自力で行う場合、計画的に進めることが成功の鍵です。ここでは、自力でゴミ屋敷を掃除・片付ける際の具体的な手順を紹介します。主な手順は以下の通りです。
- 片付け・掃除の道具を揃える
- 人手を確保する
- ゴミ出しの日を確認して掃除スケジュールを決める
- 処分するルールを決める
- 掃除前日までに害虫駆除を済ませておく
- 出入口・通路から掃除・片づけして導線を確保
- 簡単に捨てられるゴミをどんどん捨てていく
- 処分ルールを元に仕分け作業を行う
- ゴミ出し・処分をする
- 部屋全体を消毒・クリーニングする
ゴミ屋敷清掃は大変だと感じるかもしれません。しかし正しい手順に沿って行えば、キレイな部屋を取り戻せます。
片付け・掃除の道具を揃える
ゴミ屋敷の片付けを効率よく進めるためには、事前に必要な道具を揃えましょう。
- ゴミ袋
- 軍手
- マスク
- 掃除用具(掃除機、ほうき、モップなど)
- 消毒スプレー
またゴミの量が多い場合には、耐久性のある大きなゴミ袋や、分別用の箱も用意しておくと便利です。
特に腐敗したゴミや害虫が発生している場合には、マスクや防護服なども必要になるため、事前にしっかりと準備しておきましょう。
人手を確保する
ゴミ屋敷の片付けは、一人で行うと非常に時間がかかるため、できるだけ多くの人手を確保するとよいでしょう。
家族や友人に手伝ってもらうのが理想的ですが、場合によっては便利屋やアルバイトを雇うのも一つの方法です。複数人で分担して作業を進めることで、効率よく片付けが進みます。
また人手を確保する際には、作業の分担を明確にし、どの部分を誰が担当するかを事前に決めておくと、混乱を避けられるでしょう。
ゴミ出しの日を確認して掃除スケジュールを決める
ゴミ屋敷の片付けを効率よく進めるためには、地域のゴミ出しのスケジュールを確認しつつ作業計画を立てるとスムーズです。
特に粗大ゴミやリサイクルゴミは、特定の曜日にしか回収されない場合が多いため、スケジュールに合わせて片付けを進めましょう。
また大量のゴミを一度に出せない場合もあるため、数回に分けてゴミを出す計画も立てるとよいです。ゴミ出しの日を確認したら、片付けの優先順位を決めながら進めていきましょう。
処分するルールを決める
片付けを始める前に、残すもののルールを決めることが大切です。ゴミ屋敷の状態では、いる物といらない物が混ざっていることが多く、片付けが進まない原因になります。たとえば以下のルールがおすすめです。
- 1年以上使っていないものは捨てる
- 壊れているものは捨てる
ルールに従って仕分けを行うと、スムーズに作業を進むでしょう。また思い出の品や高価な物など、処分に迷うものについては一時的に保管し、後日改めて仕分けしてもよいです。
掃除前日までに害虫駆除を済ませておく
ゴミ屋敷には害虫や害獣が発生していることが多いため、片付けを始める前に害虫駆除を行っておくとスムーズに作業が進みます。
ゴキブリやネズミなどが大量発生している場合、片付け中にこれらが出てくると作業が一時中断するかもしれません。
事前に害虫駆除業者に依頼するか、市販の駆除スプレーなどを使用して、害虫の発生を抑えておきましょう。特に腐敗物や食べ物の残骸がある場合には、害虫が増殖しやすいため、駆除を徹底して行ってください。
出入口・通路から掃除・片づけして導線を確保
ゴミ屋敷を片付ける際には、まず出入口や通路を優先的に片付け、作業の導線を確保してから進めましょう。
通路が確保されていないと、ゴミの搬出や清掃がスムーズに進まず、作業が停滞してしまいます。
最初に玄関や廊下、部屋の出入り口周辺のゴミを片付け、通行できる状態にしておくと、その後の作業がスムーズに進みますよ。また通路を確保することで、作業中の転倒や怪我のリスクも減らせます。
簡単に捨てられるゴミをどんどん捨てていく
片付け作業をスムーズに進めるためには、まず簡単に捨てられるゴミから処理していくのがポイントです。
例えば空のペットボトルや紙くず、包装材など、明らかに不要なゴミは即座に捨ててしまいます。作業の進行が早まり、片付けに対するモチベーションも維持しやすくなるでしょう。
また捨てやすいゴミを先に処分すると、残りのゴミの整理がしやすくなり、全体の片付けがスムーズに進行するようになります。
処分ルールを元に仕分け作業を行う
部屋が片付いたら、処分ルールに基づいて物の仕分け作業を進めます。ゴミ屋敷の片付けでは、再利用できる物と捨てる物をしっかりと分けるのがポイントです。
再利用できる家具や家電などはリサイクル業者に引き取ってもらえるため、資源として有効活用することも考えましょう。
捨てる物については、地域のゴミ分別ルールに従って処理してください。特に大型家具や家電は粗大ゴミとして処分する必要があるため、あらかじめ手続きが必要です。
ゴミ出し・処分をする
仕分けが完了したら、地域のゴミ出しスケジュールに従ってゴミを処分します。ゴミの量が多い場合、一度にすべてを出すことはできないため、何回かに分けてゴミを出す計画を立てることが重要です。
また粗大ゴミの収集には事前の予約や費用がかかることが多いため、早めに手続きを進めておくのがおすすめ。ゴミが片付くことで、部屋のスペースが徐々に確保され、作業がさらに進めやすくなります。
部屋全体を消毒・クリーニングする
最後に部屋全体を消毒し、クリーニングを行いましょう。ゴミ屋敷には菌やカビが繁殖している可能性が高く、取り除くために消毒が必要です。
また悪臭が残っている場合には、清掃業者に消臭を依頼するとなおよいでしょう。床や壁・家具の隅々までしっかりと掃除を行い、部屋全体を清潔な状態に戻すことで、快適な生活環境を再び手に入れられます。
ゴミ屋敷にリバウンドしないための4つのポイント
ゴミ屋敷を片付けた後、その状態を維持するためには、いくつかのポイントを守ることが重要です。リバウンドを防ぐために、以下の4つの方法を実践しましょう。
- 定期的に便利屋に掃除・片付けを依頼する
- 物は定位置を決めておく
- 保留にした物は1カ月以内に仕分けして処分する
- 物を買う時に捨てるときの事も考える
定期的に便利屋に掃除・片付けを依頼する
ゴミ屋敷にリバウンドしないためには、定期的な掃除が欠かせません。しかし忙しくて掃除が行き届かない場合や、再び片付けが滞ることを防ぐため、便利屋に定期的に掃除や片付けを依頼するとよいでしょう。
気づかないうちにゴミが溜まってしまうのを防ぎ、清潔な状態をキープできます。
物は定位置を決めておく
物が散らかる原因の一つは、定位置が決まっていないからです。物には必ず置き場所を決め、使用後はすぐに戻す習慣を身につけましょう。
物が無秩序に溢れかえることを防ぎ、部屋の整理整頓を保てます。また定位置を決めることで、何がどこにあるのかが把握しやすくなり、物の管理もしやすくなるでしょう。
保留にした物は1カ月以内に仕分けして処分する
片付けの際に、すぐに判断できない物は保留にしてしまいがちです。しかし保留にした物は、放置すると再びゴミの山となる原因になります。
保留にした物は、1カ月以内に再度仕分けし、必要な物と不要な物を明確にすることで、無駄な物を増やさずに済みます。
処分に迷った物も、一定期間を過ぎたら潔く手放すことがリバウンド防止につながりますよ。
物を買う時に捨てるときの事も考える
新しい物を購入する際には、物をどのように使い、最終的にどう処分するかを考えてみましょう。
特に使わなくなった物や壊れた物をどう捨てるかを事前に考えておくと、無駄な物を増やさず、必要最低限の物だけを持つ生活ができます。
また新しい物を購入する際に、古い物を一つ手放すというルールを設定すると、物が溜まらずリバウンドを防げます。
ゴミ屋敷の即日片付けならお助けマスターへ
ゴミ屋敷の即日片付けが必要なら、「便利屋お助けマスター」へご相談ください。「お助けマスター」は、迅速な対応と丁寧なサービスで、お客様の悩みを解決します。
即日対応が可能なため、急な引っ越しや退去など、早急に片付けが必要な場合にも安心です。ゴミの分別から運搬・処分まで、あらゆる作業を一括で行うため、手間がかかりません。
作業は豊富な経験と知識を持つスタッフが対応。大規模なゴミ屋敷片付けでも安心してお任せください。ゴミ屋敷の問題に悩んでいる方は、ぜひ「お助けマスター」にご相談ください。