本コンテンツはアフィリエイトプログラムに基づき制作しています
ハクビシン駆除を自分で行う方法|追い出しから再発防止の方法を解説
「ハクビシンを駆除したい」「ハクビシンは自分で駆除できる?」と考つつも、適切な方法がわからずに困っている方も多いでしょう。
そうお考えの方のために、この記事では以下のような情報をまとめました。
・ハクビシン駆除に関する法的知識
許可申請の必要性やその手順、無許可で駆除した際の罰則について解説します。
・自力でハクビシンを駆除するのに効果的な方法
手軽に購入できる駆除グッズを用いた方法を3つ紹介します。
・駆除と同時に行うべき、ハクビシンの侵入経路の封鎖方法
侵入経路の探し方から封鎖方法まで順を追って解説します。
・自力でハクビシンの糞尿を掃除し、消毒する方法
感染症リスクの重要性や、効果的な清掃・消毒方法を解説します。
・自力でハクビシン駆除を行う際のリスク
環境面・人的な面でのリスクを3つ解説します。
・ハクビシン駆除を業者に依頼する際の費用相場
安全・確実にハクビシンを駆除するなら業者への依頼が効果的です。その際の費用を紹介します。
結論からいうと、法律によりハクビシンなどの害獣を許可なく自分で駆除することはできません。
害獣駆除を行うなら捕獲許可申請を提出している専門業者に依頼することが必要です。
ただし、侵入経路を塞いだり簡易的な対策などを自分で行うことは問題ありませんので是非この記事をご参照ください。
害獣駆除業者に相談をご検討の方は業者にご相談することをおすすめします。
\ Web割20%OFFキャンペーン中 /
目次
自分でハクビシン駆除をする前に知っておくべき法的知識

ハクビシンを駆除する際は、法的な取り決まりを把握しておくことが大切です。
実は、ハクビシンの駆除は誰でも自由にできるわけではありません。
日本では「鳥獣保護法」により保護されており、勝手に捕獲・殺処分を行うと罰則の対象になります。
- 鳥獣保護法による制限と許可申請の必要性
- 無許可で駆除した場合の罰則
- 自治体への申請手続きと必要書類
まずは法律や手続きについて正しく理解しましょう。
鳥獣保護法による制限と許可申請の必要性
ハクビシンは鳥獣保護管理法の対象動物であり、個人が勝手に捕獲・駆除することは禁止されています。
自分で駆除を行うには、市区町村などの行政機関へ「捕獲許可申請」を提出しなくてはなりません。
許可を受けずに駆除すると法律違反となり、罰則が科せられる可能性があります。
必ず正規の手続きを踏み、許可を取得してから駆除を行いましょう。
無許可で駆除した場合の罰則
許可を得ずにハクビシンを捕獲・処分した場合、「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」が科せられす。
違法な罠や毒物の使用は、特に重い処罰の対象となる可能性があるので注意してください。
安易な自己判断による駆除は法的リスクを伴うため、慎重に行動することが大切です。
自治体への申請手続きと必要書類
ハクビシン駆除の許可申請をするには、原則として「狩猟免許」が必要です。
ただし、自宅敷地や管理する農地内で「小型の箱わな」などを用いて捕獲する場合は、例外として狩猟免許がなくても申請可能なケースもあります。
いずれにせよ、必ず自治体への申請・許可が必要です。
ハクビシン駆除の許可を得るには、まずお住まいの市区町村に相談し、「有害鳥獣捕獲許可申請書」や被害状況を示す写真などを提出します。
申請が受理されるまでに数日〜数週間かかるケースが多いため、早めに対応しましょう。
自治体によっては専門業者の利用を推奨するケースもあり、その場合は業者の紹介を受けられるかもしれません。
関連記事:「市役所は害獣駆除してくれない?相談で受けられる5つのサポートと注意点!」
ハクビシンを自分で追い出す3つの効果的な方法

ハクビシンを自力で駆除する場合は、直接捕獲するのではなく「忌避(きひ)」する方法が有効です。
忌避とは「嫌って避ける」を意味する言葉で、ハクビシンが「この場所に近づいては危険だ」と感じるように仕向けます。
具体的には、下記の3つの方法が効果的です。
- 音による追い出し方法
- ニオイ系忌避剤を使って追い出す方法
- 天井裏に燻煙剤
これらを組み合わせることで、高い追い出し効果が期待できます。
音による追い出し方法
ハクビシンは警戒心が強く、大きな音や不規則な音を嫌う傾向があります。
超音波装置やラジオを使って、夜間に音を出すことで居心地を悪くし、自然と出て行くように誘導するのが効果的です。
ただし、近隣への騒音トラブルに配慮し、音量や時間帯に注意を払いましょう。
超音波装置なら騒音トラブルは防げますが、初期費用がかかります。
ニオイ系忌避剤を使って追い出す方法
市販されているハクビシン用忌避剤は、強いニオイでハクビシンの嗅覚を刺激し、住み着きを防ぐ効果があります。
ハクビシンが嫌がる唐辛子成分やハッカ油などが使われた忌避剤を、天井裏や出入口に設置するのが効果的です。
忌避剤の使用期限や残量に注意し、定期的な交換を怠らないようにしましょう。
また、忌避剤だけでは十分な駆除効果が得られない可能性もあるため、他の方法との併用をおすすめします。
天井裏に燻煙剤
燻煙タイプの忌避剤は、煙やニオイを家全体に行き渡らせることで、ハクビシンを追い出す効果があります。
特に、ハクビシンの侵入口を突き止めた上で、その近くに設置するのが効果的です。
ただし、使用前には天井裏の換気や火災報知器への配慮が必要です。
取扱説明書をしっかり読み、安全面に十分注意した上で使用しましょう。
屋根裏の害獣駆除については下記の記事で紹介しています。
自分でできるハクビシンの侵入経路封鎖

ハクビシンは、わずかな隙間からでも屋根裏などに侵入してきます。
そのため、侵入経路を特定し、金網やネットなどでしっかりと封鎖して再侵入を防ぐことが大切です。
- 侵入経路の探し方
- パンチングメタル・金網を使って封鎖
- 外壁・屋根の劣化・ひび割れを修理する
- 隙間をネットで塞ぐ
自力でハクビシンの侵入経路を防ぐ方法を、順を追って解説します。
侵入経路の探し方
ハクビシンの侵入経路としてよくあるのは、建物の基礎部分・換気口・屋根の隙間などが主です。
特に軒下や通気口にフンや毛、足跡がある場合は、その周辺を注意深く観察してみましょう。
夜間に音がする場所を目安に、懐中電灯やスマートフォンのカメラで天井裏や外壁を観察し、怪しい箇所を特定します。
巣がある場合は安易に近づかず、まず追い出しを行ってから封鎖してください。
パンチングメタル・金網を使って封鎖
発見した侵入口には、ハクビシンの爪や歯に耐えられる素材で封鎖する必要があります。
強度が高く、長期間の使用にも耐えやすいパンチングメタルやステンレス製の金網を用いるのが効果的です。
通気が必要な箇所には、目の細かい金網を使用することで、風通しを確保しつつ侵入を防げます。
しっかり固定し、隙間ができないよう施工しましょう。
外壁・屋根の劣化・ひび割れを修理する
ハクビシンは、小さなひび割れや腐食部分をこじ開けて侵入することがあります。
外壁や屋根に老朽化した箇所を見つけたら、速やかに補修しましょう。
モルタルや防水パテなどを用いて割れ目を埋め、再発を防止します。
外壁や屋根の劣化・ひび割れは、雨漏りの原因にもなるため、ハクビシン対策と同時に家の保全方法としても効果的です。
隙間をネットで塞ぐ
通気口や配線の引き込み口など、塞ぎづらい場所には金属ネットやペット用ネットが有効です。
ネットは簡単に設置でき、ハクビシンが物理的に通れないようにして侵入を防げます。
取り付ける際はステープルや針金でしっかり固定し、たるみが出ないよう注意しましょう。
耐久性も考慮してネットを選んだ上で、定期的な点検も怠らないようにしてください。
ハクビシンの糞尿清掃と消毒を自分で行う手順

ハクビシンを駆除しただけではまだ安心はできず、残された糞尿を適切に処理しなくてはなりません。
- 感染症リスクを避けるため防護具を揃える
- 糞尿除去の処理方法
- 天井裏の消毒・臭い対策
それぞれのポイントを解説するので、安全に作業を進めましょう。
感染症リスクを避けるため防護具を揃える
ハクビシンの糞尿には、レプトスピラ菌や回虫など、健康に悪影響を及ぼす病原体が含まれる可能性があります。
そのため、N95などの防護マスク・ゴム手袋、防水エプロン・長袖の作業着・ゴーグルの着用が必須です。
使い捨てタイプを選び、作業後はすぐに廃棄することを推奨します。
また、消毒用アルコールや次亜塩素酸水なども事前に準備しておきましょう。
糞尿除去の処理方法
まずは換気を十分に行い、飛散を防ぐため軽く水を霧吹きします。
その後、糞尿を新聞紙やビニール袋で丁寧に取り除いてください。
糞尿を綺麗に取り除いたら、掃除用ペーパーや布に消毒液を染み込ませて拭き取り、再度乾拭きして仕上げます。
取り除いたゴミは密閉袋に入れて廃棄し、使用した道具や手袋も使い捨てにするか消毒を行いましょう。
作業後は、必ず手洗い・うがいを徹底してください。
天井裏の消毒・臭い対策
糞尿を除去しても、天井裏には病原菌やダニが残る可能性があります。
そのため、清掃後に消毒スプレーや燻煙タイプの消毒剤を使用して徹底的に処理してください。
臭いが残るとハクビシンが再び寄ってくる原因になるため、消臭剤や重曹を活用して脱臭も同時に行うのが効果的です。
断熱材が濡れていた場合は交換が必要なケースもあるため、状態をしっかり確認し、必要に応じて専門業者に相談することも視野に入れましょう。
ハクビシンを自分で駆除する際のリスク

ハクビシンの駆除を自力で行うことも可能ですが、下記のリスクを覚悟しておかなくてはなりません。
- 申請が承認されるまでに時間がかかる
- 一時的な効果しか得られない可能性
- 健康被害のリスク
- 怪我のリスク
それぞれのポイントを解説するので、不安を感じる場合は専門業者への依頼を検討しましょう。
申請が承認されるまでに時間がかかる
ハクビシン駆除の許可申請は、提出から承認されるまでに数日から数週間程度かかるのが通常です。
自治体によっては審査が混雑していたり、現地確認が必要になったりするケースもあり、すぐに駆除に取りかかれないこともあります。
申請の承認を待つ間に被害が拡大する可能性も高く、即時の解決にはつながりません。
ハクビシンの駆除を自力で行うかどうかは、その辺りの事情も踏まえて検討することをおすすめします。
一時的な効果しか得られない可能性
追い出しや忌避剤による対策は、ハクビシンにとって一時的な不快要因でしかなく、根本的な解決にならないことがあります。
侵入経路を封鎖しきれていなかったり、においが薄れたりすると、再び戻ってくる可能性も否定できません。
また、別の場所から侵入することもあり、被害が長期化する原因にもなりえます。
再発を防ぐには「追い出す・塞ぐ・清掃する」を確実に行った上で、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
健康被害のリスク
ハクビシンの糞尿や体毛には、レプトスピラ症、ノミ・ダニ、回虫などの感染症リスクが潜んでいます。
実際に、糞尿を吸い込んだり、皮膚から病原体が侵入したりが原因で体調を崩すケースも報告されています。
小さな子どもや高齢者のいる家庭では、特に慎重な対応が求められます。
防護具なしでの作業は、非常に危険です。
衛生管理には、最大限の注意を払ってください。
怪我のリスク
ハクビシンは追い詰められると攻撃的になる場合があり、噛みつきや引っかきによる怪我のリスクがあります。
また、屋根裏や高所での作業は、足元が不安定で転落の危険も高く、注意が必要です。
さらに、工具の取り扱いにも注意しなくてはなりません。
適切な装備と知識がないままの作業は、かえって被害を拡大させる恐れがあります。
不安を感じる場合は、専門業者への依頼を検討しましょう。
ハクビシンを業者依頼した場合の費用

| サービス内容 | 費用の目安 |
|---|---|
| 追い出し作業(1回) | 30,000〜50,000円 |
| 侵入口の封鎖(1〜3か所) | 20,000〜60,000円 |
| 糞尿清掃・消毒 | 15,000〜40,000円 |
| 被害状況の現地調査 | 無料〜10,000円 |
| 定期点検・再発防止施工 | 10,000〜30,000円 |
ハクビシン駆除を専門業者に依頼した場合、作業内容や被害の規模によって費用は変動します。
数万円〜十数万円が相場で、駆除・封鎖・清掃・再発防止策を含んだセットプランが提供されるのが一般的です。
上の表はあくまでも目安で、地域や建物の大きさ、依頼する業者によって費用や対応スピードが違います。
できれば複数社に見積りを依頼し、信頼できる業者に作業してもらいましょう。
ハクビシン駆除を自分で行う方法:まとめ
ハクビシンを自分で駆除するには、まず侵入経路の特定と封鎖、追い出し作業、そして糞尿の清掃・消毒という3つのステップが基本です。
作業前に行政への申請が必要なほか、防護具の準備や安全対策も万全に行わなくてはなりません。
短期的な効果だけでなく、再発を防ぐための継続的な対策も必要です。
自力での対応が難しい場合は、無理をせず専門業者への依頼も検討しましょう。
規模に応じた費用はかかりますが、ハクビシン被害の深刻な悩みを、安全かつ確実に解決してもらえます。
おすすめ記事
関連サイト